2011/07/26(火) ボランティア帰り6 床下へドロ!

床下のヘドロ掻き出しを行いました。
亘理町は1階浸水のお宅が多く、津波と一緒に流されてきて床下に溜まっているヘドロを掻き出す要望がたくさんあります。
家の基礎がコンクリートの打ちっぱなしだと、今だ海水が溜まっている状況です。基礎が土のお宅は海水が地面に吸われ、ヘドロが乾きつつあります。
お宅によって状況は様々ですが、海水は柱や木の床を腐らせていくので、早くヘドロを撤去して乾かす事が求められています。
乾いてないと部屋中ヘドロまみれ・・・・。
うまく乾いて基礎が利用できる状態なら、プロに内装の手入れをしてもらって再び生活する事が可能になります。
全ての床板を剥がして隅々までドロ掻きをするのが、時間・安全面で効率的です。しかし、被災された方々の個々の事情があります。
今後その家に住むのかどうか・ご主人はきれいに内装をして住みたくても、他の家族は怖くてもう住みたくない・その地域は今後、住居が可能なのか・うまく乾いても内装にかける費用はどうするのか・被災者義援金はいくらでるのか・・・・・など問題はたくさんです。
僕らに出来る事は、なるべく内装にお金がかからないよう最低限の床板を剥がして作業をし、なるべく丁寧にヘドロを取り除いていく事くらいです。床下を乾いた状態にしておけば、「住める」という選択肢が増える事です。もしかしたら、取り壊してしまうかもしれません。それでも、思い出ある場所に戻れるよう、前向きにがんばっている地元の方々といると、こちらも一緒にがんばろうという気持ちになります。

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