昨夜、横になり目をつむるために荷物が全部あるか、あれはあるかこれはあるかと心配になりなかなか眠れない夜でした…。
昨日お世話になったトラック兄さんにお礼の電話。宿のスタッフにお願いして、”無事に着きました、ホントにありがとう”と告げてもらった。宿のスタッフは電話を切ると「今度ベトナムに来るときは、家に泊まりな。」と言っていたと訳してくれた。昨日の電話越しの女性は、彼のお姉さんで、昔日本に滞在していたらしい。…お兄さん、お姉さん、ホントにありがとうございました。私のネガティブな気持ちは、トラック兄さんの”温かさ”で溶けていきました。
そして、もう一つの心配事はドンキー号……かなりの衝撃を受けたので点検は必要だ。
自転車屋の場所を聞き向かってみたが、一般的な自転車屋さんしかない。特殊工具がないと点検ができない。「んん…とりあえず宿に戻り、自分のできる範囲だけチェックしてみよ。」
ベトナムはどうやらバイク社会みたいです。どこもかしこもバイクだらけ…しかも皆かなり飛ばしますな…。…昨日事故したばかりなので、恐る恐る車道を走ります。
宿に戻ると日本人学生のお兄さんがいる。彼も昨日、タクシーと宿でヒドイ目にあったみたいです…。類は友を呼ぶのですね。お兄さんとあれが危ない！こんな対策でいこう！などとお話をしていると、日もくれてきた…。
ドンキー号の整備はまた明日ですな。夕飯を一緒に食べ、久しぶりにビールを飲んだ。あ～うまい。
兄さんとお互い気をつけましょう！と、お互いを盛り上げてました。お陰で少し気分が晴れました。
8日。昨日眠れなかった分かなり寝てしまった。
日本でも有名な”フォー”を食べ、甘く濃いぃ～”ベトナムコーヒー”を飲み終え、ドンキー号のメンテナンス開始！
…汚れがすごいのでまずは掃除をしたい所だが、この宿では自転車をいつも外に止めッぱなしなので、ピカピカにして人目につかせたくない…。なので、必要箇所だけ掃除開始！まずはチェーン！
ぐるぐるペダルを逆回しにしながら、クリーナーを吹きかけていると”ガッガッガツっ！”…ペダルが回らなくなりました…。なぜなぜ？！
…点検すると小さな歯車がまったく回らなくなっていました。ペダルが回らない原因はわかったが、歯車の予備は持っていないので、修理のために分解だ！……分解したはいいが、イマイチわからない…。
「まいったなぁ～…、こんな小さな歯車が重要とは…日々勉強ですな。」
ちまちま掃除してグリスをたっぷり塗ると、歯車は回りだした…でもスムーズじゃないな…やっぱプロに点検してもらわなきゃ不安です。その他簡単な修正をして、今日はオーケー。
夕飯はおかずを選べる定食屋さん。さすがに中国のようにお米御代わり自由じゃないみたいです…それでも大食いの私が腹いっぱいになって３００円位です。んん～腹いっぱいで幸せです。
さて、ネットでプロの自転車屋さんを探してみましょう。……おっ！ジャイアントショップ（台湾自転車メーカー）がある！明日はハノイ自転車屋巡りですな。
先日、兄に日本からベトナム中部・”フエ”にパーツを送ってもらうように頼んだばっか。歯車は考えてもいなかった……タイミングって大事ですな。なんとかうまく直りますように！
9日。滅入っていた気持ちは、いつもの浅はかで前向きな航に戻ってきた。いいぞ！
…しかし、小雨が中国から付いてきていたみたいです…。まだまだ南に行かなくては！
昨日調べていたジャイアントショップへ向かう。…しかしベトナムは道が細かくクネクネしているし道の標記も私には解りずらい。…何度も道を聞きながら到着。店員さんに説明…なかなか中国のようにうまく伝わらないが、点検してほしい歯車はうちには置いていないと…んんん、点検してほしいのだが説明のしようがないし、あまり品揃えもよろしくないので、他の自転車屋を尋ねると地図で教えてくれた。
またクネクネしながら道を聞きながら到着。…んんん、普通の自転車屋さんですな…またまた尋ねて、クネクネして…を２回繰り返していると、たまたまお店にいたハノイ在住のアメリカ人さんが、「これから行く自転車屋はココよりいいと思うよ。着いていきな！」「おお！ありますか！ありがたや。」
小さな自転車屋さんに到着。ご主人は少し英語も話せるので、経緯を説明し歯車を点検してもらったが、まあ大丈夫でしょうとの事。ついでに特殊工具もお借りしてペダル回りの点検・掃除。いや～、プロにそういっていただくと安心です。しかし小さな歯車はギア全体とセットじゃないと買えないようなので、予備は結局ないままです。…細かくメンテナンスするしかないかな。
…甘濃いぃ～”ベトナムコーヒー”を飲みながら今後を考える。
私のベトナム滞在可能日数１５日＝２月２０日まで。先日、兄に”フエ”に送ってもらうように頼んだ物が現地に到着するのは１８日の予定。これはスムーズに税関を通過しての話…数ヶ月届かない場合もあるそうです。荷物にはメンテナンスに必要な工具もあるので、これが無いとラオス・中国の田舎で自力でメンテナンスできません。荷物がスムーズに届く事を祈りつつ、届くまで”フエ”に滞在する予定です。
”ハノイ”から”フエ”まではドンキー号で５日の距離。…公共機関にドンキー号を積む事は可能なので、焦らず健康一番の選択をしまショー。
…しかし歯車欲しいな。
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