2016/10/15 Japan,東京都荒川区日暮里⇒駒沢(走行距離時間 78km 4:37)“原点の原点”

生まれた土地を通った。「私」ってのは、ここまでの縁の育て上げられたんだと感じるわ。
おっしゃで7時に起床。まずは今日から宿泊する兄の家がある駒沢へドンキー号移動して、そこから電車で姐さんと自転車雑誌元編集長さんとランチするの。
バタバタ出発!。駒沢なんてすぐだぜぇぇ‼。っと、都心部へ・・・。
エッホエッホであっつー間に皇居周辺を抜けて、後楽園・・・・あぁ・・・戻ってきたぁぁ・・・。

エッホエッホで目白の看板。ここいらは中学時代に生活した場所。しかし、5年ほどではそう大きく変わらない。ビルに鉄道・人混みは変わらない。変わらんなぁぁ・・・・。
っと、新宿だぁぁぁ・・うわぁぁぁ・・・やっぱここはちょっと拒否反応がおこる・・・流石にごちゃごちゃしすぎですなぁぁぁ・・・。
エッホエッホで新宿を越え、公園で一休み。・・・・っと・・・この調子なら国立で待ち合わせの11時までにドンキー号でいけそうだ・・・。っても、距離も良くわからねーが、せっかく自転車雑誌元編集長さんと会うわけだし、ドンキー号を見せてみよ‼。
っと、予定変更で、がつがつ西へ!
エッホエッホ・・・通っていた高校近くを通り過ぎてぇぇぇ・・・・。
あらら・・・1022日にゴールする阿佐ヶ谷近くを通り過ぎてぇぇ・・・・。
おいや・・・っと、高卒から中央線沿線には思い出がタップリ。あぁ~~懐かし(^^♪。
っと吉祥寺を過ぎると・・・・ここ何処?。都内にはいった時も思ったが、昔の私の行動範囲の狭さに気づく。こんな近場から先をしらないとはなぁぁぁ・・・まぁ用がないと来ないかぁぁ・・・。
国立ってどの辺りだ?。八王子辺りか?。八王子ってどのくらいだ??。
っと、甲州街道・・・激狭い歩道・・・車道はガンガン交通量・・・走れん・・・・。
結構時間くって待ち合わせギリギリ11時前に国立駅に到着。ふぅ・・・間に合ったぁぁぁ・・・。

 っと、姐さんと合流して喫茶店で自転車雑誌元編集長さんと、元編集屋さんとランチ。
あれこれ・・・・っともいかず、あれこれアドバイスと頂いて終了。
ほぉ・・・・本を出すには・・・記録が必要とな。なるへそなるへそ。
私は旅が終わったらまずは、自分の思いを、この旅で気づいたことをマトメようと思う。それが本になるのかどうかは別として、自分に大事だと思われる気持ちの部分を・・・記しておきたい。今後、忘れてしまったときのために。今の心が満ちてる状態を書き記しておきたいの。
駒沢へ行くなら多摩川沿いがいいよと教えていただいたので、エッホエッホで多摩川へ。
ほっほぉぉ~~~(^^♪こりゃ早い♬。土手には地元サイクリストいっぱい。シャカシャカ走ってドンドン東へ。やっぱ都内での自転車走行は川沿いに限る。車道は何処も危ないっすわね。
っと、ガンガンこいでると、いつの間にか二子玉付近にきた。
この土手・・・昔、サッカーを習っていたところだ・・・。
生まれてから小学校3年生まで育った土地がこの辺り。この土手で遊んで夏には花火大会も見てた、砧公園で剣道を習ってた、近くの小学校へ通っていた。

体が自然と土手を離れて、住宅街へと入って行く。沢山の思い出がよみがえってくる。小さな頃にあった駄菓子屋や文房具やは無くなってるが、道や川は変わらない・・・・。
あの頃は、ここが私のすべてだった。多摩川の向こう側は遠くの違う世界だった・・・一人で川を越える必要も勇気もなかったなぁ・・・・。
神社・・・そのままだぁ・・・。夏祭りの思い出が蘇る。神社は当時と変わらず残されてる。無事にかえれましたとご報告。あの頃から私は少しづつ少しづつ・・・・成長してきたのかもしれない・・・。
・・・あの頃は・・・何よりも逃げてた・・・。
注射が嫌で全力で幼稚園から逃げた・・・。
嫌いな音楽の時間がある日は、全力で仮病を演じた・・・。
嫌いな剣道は、嫌だと全力で泣き叫んで道場の隅で座っていたが、眠くて寝て起きたら稽古が終わってて、仮病も構わず全力で遊んでいた・・・。
毎日のように兄ちゃんと喧嘩する度に、殴られ泣いて、時には家から全力で逃げ、本気で帰りたくなくなっていたが、1時間程もすれば落ち着いて、終いには腹が減って帰った。本気の本気の時は家の前で母ちゃんが呼んでくれるのを待っていた・・・帰りたいけどいやいや帰るフリ・・・・。
欲しいものは何とか手に入れようと考えて行動した・・・しかし酷かった。罪人だった。
幼稚園時代から父ちゃんの財布からお金を盗むことを覚え、ガチャガチャを買って、何処で買ったのと聞かれれば、拾ったと嘘をつく事を覚えていた・・・・。
今はなき文房具屋からちょろましてた・・・。罪の意識を感じてはいたが、罪悪感はスグに大きな欲望にかき消されていた・・・・。
嫌なことからはなんとか逃げ、欲しいものは何としても手に入れ、楽しい事ばかり求めていた。
楽しい事がすべてだった。
昔の家は残っている。違う人が住んでいる。家のまえに急な坂は昔と変わらない。
この坂・・・登れたなかった・・・何時も押して上っていた・・・・必死に上ってみるが途中で足がついて諦めていた・・・。
よし。本気で上ってみよ。っと、そのまま上ると余裕で上れる。そりゃそうだ。成長してます。
体は成長した。心は・・・成長したのか?。
今も同じといえば同じに思える。しかし、この5年間は本気で楽しい事をやった。幼少の頃の甘えや欲望はだいぶ薄らいでいる。
5年前の出発までの人生、小・中・高校生活で友達や先輩後輩との付き合いや生きる事への手がかりとつかみ、18歳からは社会で生きながらお金を稼ぐ厳しさ、自分の思い通りにならない世の中を知り、無限の可能性が消えては蘇りの繰り返しで20代が終わりそうになった。

旅を決意した、28歳で再び幼少の頃の原点に戻っていたのかも。
自分が本気で立ち向かえる楽しい事を、心の奥底に埋もれそうな自分の「本気」を、心の奥底から引っ張り出し、28歳までに学んだよの厳しさと掛け合わせ、纏わりつく生きる厳しさと未来への不安を上手に解消しながら、私の「本気」へと動き出したんだと思う。
幼少の頃は、本気で動いていたがすぐに断念してた。悪い事をしてでも自分の欲望をかなえていた。
人を悲しませる事で自分の欲望を満たしても、むなしい欲望が消えるだけで何も生まれなかったを感じた。
20代になっても、「本気」の表現の仕方がわからなかった。バンドを本気でしたかったが本気のやり方がわからなかった。自分が本気になる事に躊躇もしていた。本気で生きて良いのか生きていけるのか自信がなかった。
でも、ご縁のあった人達から少しづつ希望をもらっていた。本気で生きていいのだと言ってくれた。
ただ、口ばかりの中途半端な行動では誰も助けてはくれなかった。
この旅は中途半端をやめた。人生はなんとかなるのは分かっていた。なので、なんとかするに変えてみた。
なんとかなるでは、人への甘えや自分に弛みが出てきてると気づいていた。
自分の本気でやりたい事は、自分で何とかするのだと決めた。
本気で生きる事を決め、本気で胸躍る自転車世界一周へと準備を始め、導かれるように出発できた。
私は幼少時代から変わっていないのかもしれない。
小さい頃より大人になると現実に生きる不安が生まれてきてる、でもその不安を受け止め解消しながら、本気で楽しい事を探している。
でも、生まれてら今もなお、肉体の成長過程で、ご縁のあった全ての人がんで教えてくれた事が、私をさらに遠くの世界へ、大きな事に挑戦できるまで心を、怯まずに立ち向かう勇気を、絶望から這い上がるエネルギーを、生きる強さを、築きあげくれた。
この旅は楽しかった。ほんとに楽しかった。何事にも揺るがない「自転車世界一周」という強い信念を持ち、目標へと立ち向かう日々が楽しく充実してた。そして世界中の人がこの本気の心意気を汲み取ってくれた。楽しかった。心は満ちていた・・・・今もまだ満ちているかなぁ・・・。
だから、この旅が終わっても・・・この心が満ち溢れる今を継続させるために・・・次も本気で生きると決めている。
何をするのかは、まだ決められないが、必ず本気になれる事を見つけ出し全力で生きていく。
そして、今度は人の喜ぶことをしていこう。
私は生まれてから出発まで、そしてこの5年間の旅の中で、人から喜びを沢山もらってきた。
全てのご縁が、一人一人が持つ小さな「喜び」「幸せ」みたいなのを、世界中の人が・・・・・・毎日出会った人々が・・・初対面の人々が・・・沢山の人が・・・一人一人が少しづつ少しづつ、私の心に「人が人に分け与えれる何か」を注いくれたから、今の私の心は満たされているのだと思う。
「人が人に分け与えれる何か」に適正な言葉が見つからないが・・・要は人に喜んでもらえる事だと思う。大小はない。出会った人が、その場で出来る事をしてくれただけだとおもう。
この5年間の旅では、毎日、数時間置きに出会う、初対面の人、世界中の国籍・肌・宗教が違う人たちが少しづつ・・・・それが余りにも多かったので、私の心には東京ドームにも収まりきらないほどの「何か」で満ちているのだと思う。
私が人を喜ばせれる事は何なのか・・・・これから浮かび上がる、欲望や名誉・不安に惑わされず、自分が出来る事で人に喜んでもらえる事を全力で・・・本気でやっていこう。やるっきゃない。

あれこれ考えながら砧公園を抜け、大きな挫折と勉強をさせてもらった用賀を抜け、246号線へ。
駒沢の兄の家へ・・・っと、兄ちゃんはチャッカリ韓国旅行らしい。何よって感じだけどそれが兄ちゃんの良い所だと言っといてやろう。兄嫁は、この前通った兄嫁実家・大阪で既に会ってるの。
そして・・・今日は実家の中野区から母ちゃんが来てるらしい。
特に何も考えてなかったが・・・兄の家に行くのは初めてだが・・・なんだか体が震えてきた。なんでだろ?。ゴールの場所ではないが・・・・やっぱ母ちゃんに会える事に体が勝手に反応してるの・・・。
っと、一息いれてから兄の家へ。こんちわぁぁ~~・・っと、お帰り~~(^^♪っと、母ちゃん。
あら・・・元気・・・元気そうね。っと、5年経ってやっとこ再会。
そこまで感動はなかったりして。早速ごはんが出てきて・・・パクパク食べて・・・普通だぁ・・・。
・・・なんだ・・・なんか安心してる・・・なんか勝手に油断してる・・・まだこの旅の終わりまで一週間あるのに・・・。へんてこな体と心の反応に、少し戸惑いながらも普通に飯を食って帰っていった母ちゃん。
いけね・・・過去の過ちを声に出して謝るつもりが、再会する直前から・・・すでに忘れてしまってた。
あぁ・・・全くもって弱い決意だ・・・結局、また今まで通りの親子に戻って、謝るどころかうっとおしい位、ギャーギャー言ったり言われたりするのかも・・・。
こんなもんか。親子って。って、事で、声に出して謝り忘れたので、メールで謝ってみた。
まぁ・・・今更だが、今がベストなタイミング。普通の日々に戻ったら、また私は何も思わずに母ちゃんとの日々が始まるに違いない・・・。
母ちゃんは、昔の私の悪事には気づいていたし、今更あやまったところで何も感じないかもしれない。でも、今後私が悔いの無い人生を送りたいがために、悪く思ったことは一言謝っておきたいがための自己満足だ。
大人が子供にいう事。「悪いと思ったら、ちゃんと謝りなさい。」
はい。すみませんでした。そして、こんなになっちゃうまで見守り続けてくれありがとうございます。
はぁ~~~~スッキリした♪。
っと、一人で満足。明日は兄嫁の知人数人お相手にお話し会っす♪。

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