2012/04/05 中国・虎跳渓を抜けた山-シャングリラ65 キロ手前の山小屋   “山の天気”


向こうには5600mの山々が見えます。
起床。…気になる、山火事はまだくすぶっておりました。また太陽がでたら燃えちゃうんじゃないの?…天気は曇り空。まあ、大丈夫かな。
テントをかたし、上りスタート!


今朝はそんなに冷えこんでいないな。気持のいい朝、山々を見下ろしながらえっほえっほ。
クネクネ上って2700m。

「んん。太陽が出たり雲に隠れたりだから、良い温度だな。 (* ̄ー ̄)

山を越えると、デカイ窪地?入り江?が現れた。逆側の上り道も丸見えっす。ずわぁーっと下って行くと段々畑に町が見える。下って下って“サンパ”という町に到着。この辺の中心街みたいです。川の源流が町の中心地。

「…下りは寒いな…。米麺食べよ♪。( ̄¬ ̄*)

腹ごしらえして、お兄ちゃんに“シャングリラ”まで何キロ?と尋ねると「130キロだよ。」って。
…今日中には無理ですな。また野宿すっかな。

しかし、この辺の方々は人懐っこい笑顔で迎えてくれる。漢民族の香りもしない、雲南省の田舎そのものていった感じです。キレイな段々畑に山々を見ながら、さっき見えた町の逆側を上っていきます。
この辺りの川が源流なのね。
…曇が厚くなってきたな…でも太陽はたまに照ってるし、問題ないかな…。
山の中腹を快調に飛ばし、山をぐるっと回るとまた大きな窪地?入り江?。ここも川の源流に村があります。

ほいほい飛ばしていると、ご飯の勧誘。…また、食べときますかね。チャーハンを食べていると、おばちゃんが本を持ってきた…日本語!…この辺の神話を日本語でまとめた本です。文化や民族の事も書いてあり、何個か疑問が解けました。

まず、雲南省の北側には“ナシ族・ペー族・ザン族”がいるみたいです。この辺はナシ族が多いみたい、ペー族は“大理”辺りに多く、漢族よりみたいです…。なるへそ、大理があんなにきれいに整備されてるのも、ペー族が多いからかな??まあ、立地がいいからか。
ザン族はいわゆる“チベット族”です。シャングリラ辺りから多いみたいです。
なるへそなるへそ。
もう1つは、以前購入した乳扇(チーズ)は、揚げたりして食べるみたいです…。やっぱそのまま食うもんじゃなかったのね…。なるへそ。(-ω- )o< フムフム

さてと、勉強もして、2時に再出発。…どっかで野宿セット買わなきゃな…。この村には売店が無いな…。まだ、時間があるから大丈夫でしょ。
また、えっほえっほ窪地を上っていくと…

「あら??小雨…ひどくはならなそうだが…。止んだな…(¬д¬。) …また太陽出た!…(°△
°;…また、小雨…(-_-;)…ぐお!強くなってきた!…(@ ̄□ ̄@;)!!…ひえー…。あら、止んだ。(=◇=;)

だんだん曇り空になってきた…。しかし、太陽もたまに顔を除かせる…。景色がいいのに残念な天気。晴れたり小雨が降ったりの中、山をグイグイ上っていくと…

「おお!標高3000m突破! (」°ロ°)」 しかぁーし!!向こうにゃ、さらにでっかい山が見える!まだまだ低いぜぃ!( ̄Д ̄)ノ オウッ

3100 mまで上ってまた下りぃー。…雨がまた強くなってきた…。

「寒いぃー!{{{{(+_+)}}}}なんちゅう天気の変わりやすさ!。」

また窪地に入る。小さな村に売店を発見。また晴れてきた。
…よかった…もう4時だし、このまま飯なしかと思った…。C= ( ̄ー ̄;;) ハー

がっぽし袋麺を購入して、あと1時間上ってみましょー。上りがかなりの傾斜…。

「ぐっぐっぐ…一番軽いギアなのに…(~∇、~;) ハァハァ…はぁーはぁー…、なんだか向こうの空
が真っ黒だ…まずいな、絶対雨降るっしょ…(_|||)。今日は屋根付きの場所じゃないとキツイな…。」

案の定、小雨が降りだしました…。まだ明るい内は動いているので体温で寒さを凌げるが、止まると寒い…夜は天気がどうなるかわからないし…。なんとか、屋根付きを見つけたい所だが…。
しかし、標高3000mの松林に、そんな都合のいい屋根付きの場所はありません…。もうすぐ、5時…。この山も越えなきゃだめかな…。山越えを覚悟しながら、雨がシトシト降る中、上っていくと…。

「おっ…おおっ!!( ̄◇ ̄;)民家!!…売店もある!…屋根があるな…聞いてみようかな…。」

のこのこと写真を見せて、一泊場所を貸してくださいとお願いすると…どうぞどうぞと、おじいさんに了解をえました!
気になってしょうがない坊主・・・。
「ほっ…よかった…。( ̄▽ ̄;)すんません、御家の軒先お借りします…。」

気の良いおじいさんと、民族衣装を着たおばあさん、孫?小さい坊主の家族みたいです。
場所をお借りしたのに、寒いからと、テントのしたにいっぱいダンボールを引いてくれました…。ありがとうございます…。

坊主はこちらが気になるらしく、こっちに来ては逃げて…またこっちに来て…逃げた…かわいい奴よ。

どうやらこの売店は、トラックの水冷エンジンの水を足すための場所でもあり、ぞくぞくとトラックが止まっていきます。

日が暮れておばあさんと少しおしゃべり。67歳のおばあさんは、“チベット族”みたいです。おお!そうですか。素敵な笑顔のおばあさん。ほっとするひと時です。
天気も雨が降ったり、止んだりだが、だんだん雲がはれてきた…。明日は“シャングリラ”に着くでしょう。おじいさん・おばあさんのお陰で今日もゆっくり休めます。ありがとうございます。
天気がよくなりますように。

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