2011/11/24 お遍路35日目 香川県さぬき市~88番・大窪寺~兵庫県三宮

ぬおーーー!!!朝ぁあ!! 最終日ィ! 天気良し!!でも・・・・・風が強い・・・・。 
キタ━━━( ゚ ロ ゚ )━━━!!
最後の野宿もパパッと済まし、朝7時に88番・大窪寺を目指し出発! ヽ( ゚ ロ ゚ )ノ三
距離は14キロほどで山を越えるコース。んん!問題なし!!最終日も体調良し! 
ずんどこずんどこアスファルト道を上っていく。途中のお遍路小屋で「お遍路大使任命証」なるものがいただけると聞いていたので、まずはそこをめざす。
「最終日かぁ~。なんか起きるのかなぁ~。」と期待しながら歩いていると遍路小屋に到着。
一番乗りかなと思っていたら、昨日遭遇した歩き遍路の皆さんはすでに証明書をいただきゆっくりしていた。「おー。来たな。おはよう。」ストイックなおじさん遍路。「いや~、やっぱコンパスが違うと歩くのが早いわ」奈良県のおもしろおじさん遍路など、みな88番を前にしてすがすがしい顔つきです。
最後の山・女体山めがけ皆さん先に出発していった。一人一人歩く速度が違うのにまたどこかで出会う。ご縁って不思議なものです。
お遍路大使任命証をいただき、大窪寺までの道のりを聞くと、旧道(県道)コース・アスファルト道山越えコース・いっぱい山道コース、と三種類もある。・・・・・もちろんいっぱい山道コースっす!
テクテクゆっくり自然を見渡しながら、山を登っていく。・・・エンジョイしたい所だが、風が強く寒い。
ビュービュー風。林がざわざわ。ゴォーゴォー風。森がガヤガヤ。
天気はいいので、寒くならない程度にゆっくり上る。
今回のお遍路で、たくさん自然と触れ合った。僕は山道が大好きらしい事もわかった。何もなくても林で音を聞いて、自然を眺める楽しさもわかった。自然は厳しくなったりやさしくなったりいろんな表情を見せてくれた。なんか、日本の自然とこんなに触れ合ったのは初めてだったなぁ。
ゆっくりゆっくり。焦らず怠けず。「おっ!あとちょっとで山頂だ!・・・おおっ!!ストイックおじさんだ!」頂上手前で一休みしている。「おー、早い早い。」とおじさん。この方は難波さんという岡山の方。最後に知ったのだが60歳だそうだ。年配のかたは、アスファルト道を行く中で、難波さんは一人山道を登っていた。・・・・・もともと山登りが好きらしく、歩くのは得意だそうだ。・・・・しかし健脚だ。歩いてる姿を見ると、今はいないじいちゃんを思い出す。じいちゃんも健脚だったなーと。
一緒に頂上に登り、すばらしい眺めから見える周りの山々や町・海などを難波さんが説明してくれた。標高800メートル。風ビュービュー!。「おおー寒い!難波さん大窪寺に向かいましょう!」
難波さんは寡黙だが、話口は穏やかでとても接しやすい方だ。最後までいろんな話をしながら、教えてもらいながら88番・大窪寺に到着!
「つ・・着いたー!!やりましたね難波さん!\(⌒∀⌒)/」と僕。「はい。やりました。(⌒~⌒)ゝ”」冷静だが、満面の笑みの難波さん。
最後のお参り。念入りにお参り。お礼もかねてお参り。皆さんの幸せと健康を願いお参り。東北の方々に一日も早く平穏な日々が訪れるよう願う。・・・・四国で88箇所、一人の健康と幸せを祈るために一箇所のお寺を目指しその繰り返しで最後まで歩けた。そして、四国の方々に温かく迎えられ・助けられ・ここまでこれました。たくさんの良いご縁がありました。良いご縁しかありませんでした。四国の皆さん、ご縁のあったお遍路さん、ありがとうございました。お大師さま、見守っていただきありがとうございました。今後の旅も見守っていただけるように願います。何事もなく無事に歩けたのも、頑丈な体に育ててくれた母ちゃんのお陰です。ありがとう。
・・・・・・念入りにお参りして、難波さんとうどんでも食べようと言っていると、奈良のおもしろおじさんも到着!昨日の道中に出会った皆さんが続々と集まり全員で結願!古い友達みたいな安堵感に包まれ。みんなでがやがや、うどんでかんぱーい!
楽しい時間は少しだけで、皆各方面へと散っていく。難波さんは1番のお寺にお礼参りしに戻る。ほかの方々もバスで家路に着くと。・・・・寂しいわい。皆さんお元気で。どうもありがとうございました。
最後まで良いご縁に恵まれたなー。僕は一路兵庫県三宮を目指す。今日は三宮で一泊して、明日ドンキー号(自転車)を迎えにいく。
これからが、本番。まずは大阪で最終準備をして、来週には上海へ入る予定。
お大師さまが見守ってくれてるはず。
お陰様で無事にお遍路を終える事ができました。皆様ありがとうございました。

1 件のコメント :

norio さんのコメント...

おぉ、ついにお遍路もフィナーレですねぇ。ほんと、おつかれちゃーん!!