2015/11/15 Nepal, Gokyo(H4790m)⇒Renjo Pass(H5360m)⇒Thame(H3800m) “ヒマラヤ・トレッキングDay14”

さいなら白峰郡。この旅で最後になるデカ山超えです・・・あんがとぉお~~♬
おっし。今日は「スリーパス」の最後になる峠「Renjo Pass」峠えお超えるっす!!
これを越えれば空港へと下山するのみ。まぁ、今の体なら油断しなけけりゃ問題なく超えられるわ。朝飯が遅くなって6時半に出発。
今朝も湖は山を写して綺麗だわぁ♬。

湖の向こう側には、遠くて小さいながら峠がみえる。あそこだあそこだぁ♪。

既に明るくなってる山道をユックリユックリ・・・今日は一人なのでマイペース。
どうも一人だとガンガン攻めてしまう・・・息切れしない程度にユックリねぇ~・・・。
半歩づつユックリ標高を上げて・・・太陽が当たりだすと、早くも風が吹いてきた。
昨日も午後は強い風が吹いていた。天候が崩れるのか心配してたけど、今日は青空。
冷たい風ぇぇ・・・・を受けながら、ユックリユックリ・・・。
うんしょで出発から2時半。「RenjoPass」峠に到着ゥ♬。
おっし!スリーパス制覇♪。
峠から来た邦楽東を見ると、エベレストに8000m級の山々が連なってみえますわぁ~。
いやぁ~~・・・・これで白峰郡とお別れですなぁ~~・・・・。良い天気が続いてご縁にも恵まれ楽しい山歩きだったわ♬。あーざっしたぁ!!
また来るのかなぁ・・・・次はある気がしないかなぁ・・・。
自転車世界一周が完結すれば、私は新たな目標へと邁進するでしょうに。こんな贅沢な時間の日々が再び訪れるとは考えづらい。
この旅で、中国、中央アジア、アフリカ、アルプス、ロッキー、アンデス、そしてヒマラヤと、沢山の山を訪れた。各地の山で多くを体験して学んで考えさせられた。
この4年間で気力と体力をフルに使って挑める山へと向かってきた。
分かった事は、「限界」というのは、自分の弱さが決めてしまう事なんだ。
「限界だぁ・・・」っと思ったらそこで終わり。「まだまだぁぁ・・・」っと自分に言い聞かせれば、疲労した体は強い気持ちについてくるもんだ。
人の体はナカナカ壊れないんですね。まぁ、年齢は30代前半とまだイケる年。
更にこの旅以前の人生・社会で、出会ってきた人々が、私の「気力」を人並み以上に育ててくれたんだろ。へそ曲がりで頑固なのも・・・変に功を奏してるのかな・・・。
行くと決めたら行く。ただただ黙々と一歩づつ自分の目標へ向かってく。
自分の限界を自分で決めない。・・・そのせいでラダックではドンキー号を転落させちゃったけど・・・反省hじゃしましょう。
自転車でも歩きでも、一人で山へ向かう時は何時も気持が高ぶり程よい緊張感がある。
食料は足りるのか、雪が降らないか、道はホントにあるのか・・・幾つもの不安が頭をよぎるが、山を目の前すると不安以上のワクワク感で気持が包まれる。
「綺麗なんだろな・・・」「これを超えての自転車世界一周だろ・・・」「無理な事はない。出来るはず。」「・・・行けばわかるかぁ・・・」
山を前にして気持ちは何時も前を向いてる。後退の選択肢は出てこない・・・失敗するまでね。
失敗したら「あちゃぁ~・・・」っと出てくるけど・・・後悔はないし失敗から多くを学べた。
これがこの旅最後になるデカい山だろう。
遠くに見えるエベレストに向かって黙祷。
小さな自分の挑戦を、強く美しい世界中の山々に見守られながら、大事なく超えてこれました。あんがとぉ!全ての山ぁ!!。感謝で心が満たされてきた。
おっし・・・・最後はスっ転ばないように、数日かけて空港へ戻るのみっす。下山開始っす。

雪の残る下山道だが、石段もあってスイスイ下れる♪。
山の影をホイホイ下り、再び太陽が辺り場所まで降りると・・・ちょいと暑くなってきたねぇ。
ダウンを脱いでホイホイ下ります下ります。
谷間の奥深くへと長ぁぁ~~い下り。

白峰がチョイチョイ離れてくるねぇ。
厚着ももう要らないですわよ。10日は着っぱなしのヒートテックを脱ぎ脱ぎ・・・皮膚になっちまう所だった・・・。
一気に1000m下ったぁ。ダイブ早いペースで村に到着。まだ11時かぁ、早ぁ~。
お昼ごはん。今日はこの村に滞在するつもりだったけど、まだまだ余力も時間もあり!一気に下るべぇ♪。
飯食ってお次の村へと下山げざん♪。
っと・・・向かう谷間の下流から雲が流れてくる。風も「ビュー!!」っと強くなってきたぁ。
標高4200mなので風は冷たくないな。ホイホイハイペースで下って下って・・・。
雲の流れが早い。
向かいから流れてくる雲が崖に当たって空へと伸びていく・・・。
おはぁ~~・・・龍ですなぁ~~・・・昔の人は雲を見て龍を想像したのかもなぁ~~・・・・かっちょいいい♪。
スゴイ速さの龍が上を通り過ぎ、空を覆って、あら真っ白。
風が止んだ・・・っと、思ったらまた吹き付けて青空覗いて、お次の龍が登ってくる。
曇りだけど下りっ気味なので足取り快調♪。
神秘的な雲を眺めていると、竜雲が消えて厚い雲に覆われてきた・・・。

あらま・・・真っ白け・・・チャッチャと村へ行くべ行くべ。
標高4000mを切って、次第に家が多くなってきたね。人里に戻ってかなぁ。
真っ白の中でも上機嫌♪。大声で歌いだすと声が出る出る♬。
真っ白で何も見えない中歌いながら進んで行くとストゥーパ。村到着かなぁ?
真白けで村全体もよく見渡せないわ。山小屋にオッチャンがいたので、値切ってココに決定♬。

2時半・・・下山はやすぎ・・・。この調子でガンガン歩いたら明日にでも空港の村着けるわな・・・。
今日は予想の倍は歩いたね。って、事は、明日通る「Namche」町で「チーム・ユカ♬」と再び合流できるわな。
宿で電話借りて、帰りの飛行機の日付変更・・・っても、航空会社でなくて、行きがけに寄った空港近くの宿にチケットを預けたので、その宿に変更手続きをお願いしたのです。
なんか頼りない返事だったけど・・・・ちゃんと変更してくれてるのかねェ・・・。
これで帰りの飛行機は4日後の朝に決定。明日チームユ・ユカと合流して、ユックリ下山してくべ♬。
しかし・・・表の視界がドンドン悪くなってくね・・・・こりゃ早めに峠越えてきてよかったわ♬らっき~♬。
山々は最後まで私を優しく見守ってくれたのですね♬あーざっした♪。
これでこの旅全てのデカい峠越えは終了でしょ。はぁ~~♪楽しかった♬。安堵感と満足感で消灯っす。


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