（￣ロ￣lll) 寝れん･･･。昨日の夕方から吹き始めた風は、夜になるにつれドンドン強くなってきた･･･。
テントが今にもブッ飛んでしまいそうなくらい強いつよい風。
浅い睡眠で朝を迎えるが、一向に風は弱くならず、テントから表に出れないっす･･･。
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| ま･･･まじ動けん････。 |
私の重みでテントはなんとか形状を維持してるが、表へ出た途端にテントがブッ飛んでいくでしょ･･･。
テント内で米を炊いて、飯食って荷造りをして準備はオッケー。
表へ出た途端、テントは風に煽られスゴイ角度ぉ!!。骨組みをチャチャ!!っと外し、悪戦苦闘してパッキング終了。
航「･･･（；￣Д￣） ヒドイ･･･。昨日よりも風が強くなってる･･･。走れるのかァ??。」
とりあえず出発。標高650m･気温14度･晴れのち曇?っす。
嵐は南西から吹いてくる。向かう先は主に東。道は北東を向いたり南東を向いたり。突風が吹くと真っ直ぐ立ってられないっす。
道路にでて、ペダル踏みだすがァ･･･
航「（￣へ￣； ぐゥ･･･∑(￣皿￣；； ググググゥ!!!とんでもねェー!!真っ直ぐ走れんぞぉおおおお!!。」
主に横から吹いてくる嵐。片道1車線路肩無しの道で、中央線までブッ飛ばされながらも、舵を必死にとりながらエッホエッホ･･･。
交通量が少ないのは幸いだが、突風が吹くとたちまち中央線までブッ飛ばされる。
手ぬぐいマスクをして、乱れる気持ちを落ち着かせながらエッホエッホ･･。気が乱れたら負け。
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| 嵐に現れるマスクマン!! |
航「･･･(ＴεＴ；） 集中ゥじゃァァァ･･･。風がなんぼのもんじゃァ･･･。まだ前には進めるぞぉ･･･Σ(◎口◎；) ぉぉぉおおおおおおおおお!!ヒドぉぉおおおい!!。」
嵐はドンドン強くなってくる･･･。タチが悪い事に、風の強弱が激しいので、油断すると一気に煽らる。
道が北東へむき出すと、まだマシ。道が東へ向くと、横から煽られっぱなし、南東へ向くと頭がおかしくなりそう･･･。
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| 嵐で簡易便所はブッ倒れます。 |
大きく広がる大地にでると、嵐はさらに強くなりドンキー号をブッ飛ばそうとしてくる･･･。
車が後ろから来ると危ないので、ミラーでチラチラ後方を確認･･･も、マトモに出来ない程に真っ直ぐ走れない。
道の両脇がコブ山になっている場所に入ると、風が収まる。
意識を集中して“DethValley国立公園”を抜け、4差路に入った。
何もない4差路だが、“カフェ”の看板。
航「(~∇、~;) かふぇェ～･･･休憩かァ～･･･。次の“Pahrump”町まで40キロはあるからなァ･･･。この嵐だとドンだけ時間かかるか分からないし、まだ気力はあるぜェ･･･。(￣曲￣) 一気に行くどぉおおお!!。」
そのまま東へ･･･。
空は晴れて太陽が照っているのに嵐は冷たく、ジャケットに長タイツを着たまま。暑いのか寒ぃのかもよく分からん始末。
道の脇に止まっているショベルカーの脇で風を避けて休憩してると、看板に何やら書いてある･･･
航「(＝◇＝;) ぐふゥ･･･。なぬゥ･･･ネバダ州ってかァ･･･。嵐のネバダ州ですなァ･･。」
カリフォルニア州を抜けネバダ州へ突入。
景色は荒野にハゲ山。嵐に煽られ煽られ12時過ぎ。風の避けれる道路脇でお昼ゴハン。
航「（・◇・;;） 全然嵐がおさまらない･･･。こんなに強い風は初めてかもぉ･･･。」
ものすごくものスゴイ突風が吹くと、ペダルはコゲない･･･。
「(￣皿￣；； ふゥああああっく!!!」っと一発叫んで、スグに立直し少しづつ前進前進･･･。
何も考えられず、ただただ後部の車と嵐とペダルに集中･･･。
ただただ進んで進んで、山を越えると“Pahrump”町が見えてきたァ。
町の向こうの山には雲がかかってる。町は砂嵐で真っ白･･･。
近くに見えて遠い町を目指し、山を下って町に入ると3時。
休憩しようと、“バーガーキング”に入り、たまらずハンバーガーのセットを購入。
航「(~Q~;)ぶぶぶゥゥ～･･･。なんとか着いたァ･･･。ハンバーガーうまいぃ～♬。コーラが染みるぜェ～♪。」
ここから東へ1山越えて100キロ程走れば“ラスベガス”。
今日は無理なので、“Googleマップ”で野宿出来そうな場所を探すがァ･･
航「･･･(￣O￣;) こりゃ～何もない荒野が続きますなァ･･･。荒野で野宿はテントがブッ飛ぶわァ･･･。町の端っこで野宿かなァ･･。」
っと、Googleマップにキャンプ場が載ってる。調べると“DryCamp無料”ってなってる。“DryCamp”ってなんだ??。
無料っぽいので行ってみる事に。町外れのキャンプ場へ迷いながら到着。
係員さんに聞いてみると、ココはキャンピングカー用のキャンプ場で、テントは無理って･･･。よく分からんが無理ならいいっす。
結局、嵐に煽られながら町をぐるぐる回って、町外れに小さな木々が生えてる空き地発見。
航「･･･(°_°;) この木々なら風避けになるな。ココでいいや･･･。嵐な1日だったァ･･･。」
夕方になると風はダンダン弱まってきたが、空には雲がドンドン増えてきたァ･･･まさか雨降らないっすよねェ･･･。
スパゲッティー食って、辺りが真っ暗になると、また嵐の再登場。
でも、木々の御蔭でテントは微塵も揺れません!!。好立地!!。
明日は100キロ走って“ラスベガス”。
･･･嵐が止んでくれないと、夜までコグはめになってしまう･･･。
ラスベガスではお泊りサイト“ワームシャワー”を利用して、数日滞在する予定っす。
･･･(~ω~；) まずは明日の朝ァ･･･。嵐よ止みなさいぃ!!。
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