木々に囲まれているので風は吹いてこないが・・・こりゃまたキツイ日になりそうっすね。
今日は140km程南の町「プエルトマドリン」を目指すっす。道中にレストランがあるだけの、ころれまた何もない区間っす。
飯食っていそいそと出発!!。標高300m!・気温15度・曇り後晴れっす。
国道へ戻ると曇り空。・・・風は「ヒュルヒュル・・・ヒュぅぅぅぅ・・・」っと西から南西から。
(」°ロ°)」 うっし!これならイケル!!。勢いよく出発。
エッホエッホ。辺りに小さなコブ山がイッパイ。多分このコブ山のお陰で風が不安定に弱くなってるはず。
っと、コブ山が消えまた真っ平らな大地になると・・・風は「ヒュゥゥゥゥウウウウウビュゥゥゥゥ!!」っと、南西からになりレベルアップ。
(-ω- ) へっ・・・こうなると思ってたよ・・・向かう先の空は明るい!あそこまで行けば風も・・・良くなるかな?。
今日の道はよく曲がる。南西へ南東へグネグネ曲がって風当たりもめっちゃくちゃ。
っと、バイクが「プップップゥ~~!!」っとクラクションを鳴らして過ぎていった・・あら。昨日一緒に肉を頂いたバイカーのオッチャン。
少し先へ進むと、風の当たらない道路脇で・・・焚き火してる!!お湯沸かしてやんの!!。
ワイルドだぜぇぇぇ・・・。
おっちゃぁ~~ん♫安全運転でどうぞぉ~♬。
っとウネウネ曲がりながら「ヒュウウウウビュゥゥゥう!!」吹かれながら進んで進んで・・・。
レストランの軒先で座って飯を食っていると・・・ん??なんか動いた??。
3~4m程上の屋根のはりには鳥の巣がある。直射のアスファルトへ落ちたんだな・・。
( ̄‥ ̄;) ・・・・すごい高いじゃん・・・もう死んじゃったかな・・・・モグモグモグ・・・。
じぃ~~っと見つめながら飯食ってると、タマに少し動く。
まだ生きてる・・・でもこの高低差で落たら・・・もう長くないだろな・・・飯食って土に埋めてやろ・・・。
動かなくなった小鳥の場所へ行き、捕まえると・・・「・・ピぃぃ・・・・」。
Σ( ̄口 ̄;; !!!まだ生きてる!!!・・・・どうしよ・・・でも、もうスグ死んじゃうだろな・・・。
手に小鳥の温もり・・・まだ目も開いてない・・・生まれたてだ・・・生まれた途端に落ちたのかな・・・。
頑張ってカラを割って出てきたばっかで・・・酷いね・・・。
ハシゴでもないか探すがない。レストランのオッチャンに助けを求めようとするが、お話に夢中。
(=◇=;) ・・・・どうしよ・・・まだ生きてるのに埋めるのはな・・・助けてやりたいけど・・・連れてく理由にはいかないし・・・。
まだ90キロ近く向かい風の中進まないといけないと思うと、走る事ばかりに気がいってしまう。
アスファルトへ戻すのも忍びない・・・せめて木の下にでも・・・。
温かい小鳥を木の根元へ置いてやると、羽を少しパタっ・・・っと動かしてまた動かなくなった・・・。
(一。一;;) ごめんね・・・成仏してね・・・来世はもっとしっかりやるんだよ・・・。
ここから90キロは何もない。止まれない。
エッホエッホ風は横にったり斜め向かいになったり。ギリギリ無理なく続けて走行できる。
また風の音しか聞こえない・・・斜め下を見ながら思うさっきの小鳥・・死んだよな・・・。
あの子はまだ生まれたばかり。誰かの助けが必要な小鳥。
生まれた途端に落ちるのが運命だったのかもしれないが・・・・その目の前に私がいたのも運命。
彼を生かす事も出来たかも・・・・連れてきて様子を御飯・水をあげたら回復したかも・・・。
レストランの人にお願いすればよかったのかも・・・。
勝手に死ぬのだと決めつけ、あの子を木の下へ置いてきてしまった・・・死ぬのも巣の中で兄弟家族の中が良かったかも・・・。
私は先を急ぐばかりに気がいって、あの子に最善を尽くせてやれなかった・・・あんな生まれたての子だったのに・・・非情です。
なんか自分が情けない。誰かの助けが必要で、周りに誰もいなく自分しか助けてやれないのに、自分の都合で動いてしまった。
あの子にもう少し時間を使ってあげればよかった・・・ごめん・・・。
コイでコイで。風は変わらない。
休憩しても気になる小鳥。走っても気になる小鳥。
(~Д~;) もう5時だ・・・クタクタだぁ・・・7時までには町に着けそうかな・・・もうちょいだ・・・・。
(~∇、~;) ほえぇぇぇ~~・・・・もうココで野宿しよぉぉ~・・・町は明日でいいやぁ~・・・。
デカいガススタ。端っこをお借りしてテントを立てると・・・今度は目の前に死んでる小鳥。
小鳥を持って穴を掘って供養。成仏してね・・・。
この旅で小鳥にも沢山励まされてる。小さな命を救えない小さな自分。
大きな世界を走り抜けても、この小さな心が変わらないといけないな・・・。
明日は町。宿に泊まるっす。2~3泊滞在して休養と準備っす。
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