2014/12/11 Argentina, SanSebastian⇒Chile,Onaisin(走行距離時間 58k 8:22)“神風(に)特攻隊!!”

追い風に乗ったワヌコ!!めっちゃ早い!!真向かい風と真っ向勝負っす!
(/ω*) むにゃむにゃむにゃ・・・・・まだ2時か・・・まだ寝れる・・・・Zzzzzzzz・・・・・・・・・  
・・・・・・・・・・(;Д)! はぁ!!!4時半!!寝すぎたぁぁ~・・・。
今日は3時半に起きて5時に出発するつもりだったけど、暖房ガンガンの温かい待合室でよく寝たわ。
風は・・・ソヨソヨ西から・・・・。今日は最低でも56km先の往復路始めの十字路まで行くのです。
 道は西へ。真向かい風確定。豪風になったら進めないかも・・・・。
風予報は昨日よりも豪風。早く出発しなきゃ・・・お弁当作って6時前に出発っす!!
標高10m・気温12度・晴れ時々曇りっす。
もう道のりはわかってる。マズは14キロ先のチリ・イミグレーションへエッホエッホ。
ソヨソヨ向かい風だがダート道。
牛に羊が地平線までいる・・・・「はーざぁぁぁっす!」っと、家畜先輩に挨拶を交わしながら7時にチリ・イミグレ到着。
出国スタンプもらって・・・・検疫です。生鮮食品持ち込み禁止なのです。
バッグをひっくり返して検査けんさ。
(m*) ふっふっふ・・・・もう肉は取らせないぞ・・・・一昨日、野菜もハンバーグ焼いてきたもんねぇ~♪。

調理しちゃえばオッケーね。検査が終わると検疫待ちのスンゲー車の列。
( ̄□ ̄;) あぶね・・・・これ待たされたら1時間じゃすまんぞ・・・・水もらって出発しないと!!
あれよでもう8時近くになっちった。
「ヒュゥゥゥゥゥゥ・・・・・」
( ̄Д ̄;) あじゃぱ・・・・既に強くなってきてる風。
次は11キロ先の建家まで一気に行くべし!!。再度チリ・スタートっす。今回はチリ滞在は長いよ。
エッホエッホ!!まだまだぁぁぁ!!
時速8キロだが、まだまだ走れる。水も積んで重くなってるが、逆に風に煽られないでいいかも♬。
無理なくコイで1時間半で建家。
ボロボロの小屋・・・・中はどうなってるかぁぁぁ・・・・わお・・・・ベッドあるけどお化けでも出そうね・・・・。

風が当たらないだけマシ。「ガタンガタン!!」っとトタンが揺れる音・・・強くなってきてる・・・はよ行こ・・・。
「ヒュゥゥゥゥ・・・・ビュウウウ!!・・ヒュゥゥゥゥゥ・・・」
( ̄◇ ̄;) きたね・・・・まだぁ・・・・走れるゥゥゥゥ・・・・。
お次の建屋も11km先。よろよろしながらも、まだ真っ直ぐ走れる。まだぁぁぁ・・・・。
(; ̄Д ̄) ・・・・ごぉぉぉ・・・横風はいかんよ横は・・・・・。
交通量が少ないのでウネウネ風に煽られながら・・・・風の音しか聞こえない・・・・。
重心を肛門に維持しないとスグにバランスを崩してしまう・・・・肛門・・・・集中ぅぅぅぅ・・・。

m前しか見れず、集中しながら走っていると視界を通り過ぎてく自転車・・・また・・・・あらまた・・・・。
次から次へとやってくる荷物なしの自転車グループ。ツアーかな??
結構必死なので、会釈で応対。皆弾丸のスピードですれ違ってくわ・・・・だよね・・・。
「ビュウウウウウウウ!!!ヒュぅぅぅぅ・・・ビュウビュウウウウう!!!
(=◇=;) やべぇ・・・更に強くなってきてる・・・・。
曇っていた空に青空が覗きだし、風も強くなってきた・・・。
(~Q~;) ぐぅぅぅぅ・・・・もうちょいで建家ぁぁぁぁ・・・・。
建屋に到着したが・・・・中はウンコの後・・・・ったくよ・・・・誰よ・・・・。
建家の前でお弁当。
 風が凌げ音がしないと何とも穏やかな平原・・・・平和だぁぁ・・・・。
お次は20km先が建屋。往復路の終わり。その間何も無い。時速は既に6キロ前後。
(~ω~) ・・・・4時間かかるか・・・・ここ出たら建屋まで走るしかないな・・・お弁当もうちょい食っとくか。
お腹を満たし、4時間コギます!!
「ビュウウウウウウ!!!バッバババ!!ビュウウウウウウ!!

(>o<) ぐぅぅぅぅ・・・・更にさらに強くなってるぅぅぅぅ・・・・。
まずぃ・・・時速4キロまで落ちる・・・これが自転車をコグ最低限のスピード。
(~∇、~;) 肛門んんんんん・・・・ぐぅお!!ごぉはぁ!!・・・ハンドルを取られるなぁぁぁ・・・・。
風が少しでも北や南へ向くと、ハンドルがとられる。指に力を入れても肩の力を抜いて。
(~∇、~;) ・・・4時間走るんだぞぉぉぉぉ・・・・力むなぁぁぁ・・・・。

必死な形相なのが自分でもわかる。落ち着かなきゃぁぁぁ・・・深呼吸ぅ~~・・・・。
気を乱さない様に、深呼吸しながら平常心を保って・・・保って・・・・。
それでも吹き荒れる豪風にタマラズ叫びそうになるが、深く深呼吸して飲み込んで・・・。
風への恐れ・不安・疲れなどが入り混じって、気が乱れそうになってる。
それを吹き飛ばしたく叫びたくなるんだろ・・・叫んで全ての小さな不安を吹き飛ばしても、スグに再浮上上手くいかない事に絶望する。
なので、平常心を保つのが良い。叫んでも仕方ない・・・。
「ババババッバ!!ババババアアアア!!
~Д~;) 前へ・・・まぁ・・まだ走れるぅぅぅ・・・。
時速4キロを切ると、風に倒されもう足をついてしまう。
軽い上りになっても豪風。丘を上ると更に豪風で下り。
止まっても風に押されてマトモに立ってられない。ドンキー号を抑えながら水を飲んでいると、後ろから来た車が止まった。
「大丈夫か??」っと、車の中からお兄さん。
会釈で「大丈夫です」っとグッドサインをした。
さっきも走りながら「大丈夫かぁぁ!!!」っと、心配の声をかけてくれた。
チリ人・・・やっぱ温かい人が多いな・・・有難うっす。まだ頑張れるっす。
冷たぃ爆風の轟音の中・・・・これが最高に気を持ち返してくれるっす。
(~Q~;) 止まらんぞぉぉぉぉ・・・・止めてみろぉぉぉぉぉ・・・・。
「バババババババ!!ゴオオオオオオオ!!バババ!!
前みれない・・・・・この角度で精一杯・・・・
(×_×;) がぁぁ!!ぐぅへぇぇ!!ごぉはぁぁぁ!!!・・・・。
風が何処から吹いてきてるのか分からない位の豪風。横になったらバタン!!っと倒される。
細かい砂利が向かいから飛んできて「バチバチバチ!」っと顔面を打ち付けてくる。
もう前を向いていられない・・真下を見ながら道の端っこを何度も足を付きながら前進。
(TT) まぁぁぁ・・・前ぇぇぇ・・・・止まってもぉぉぉ・・・進まないぞぉぉぉぉ・・・前へぇぇぇぇ・・・・。
ドンキー号を押してみるが、押す方がキツイ。足を付きながらでも、風が弱まる瞬間を見て走る方がマシ。
ぐぅぅぅ・・・・がぁぁぁぁ・・・・まだぁぁぁぁ・・・・走れてるのかぁぁぁ・・・。
風に煽られすぎて理由がわからん。
もうちょいだぁぁ・・・もう少しで十字路ぉぉぉ・・・・のはずぅぅぅ・・・・。
気を保ちながら丘を上りきると、建家が見えてきたぁ♬。

( iдi ) やぁ・・・やったぞぉぉぉぉ・・・・・着いたぁぁぁぁ・・・・。
これで往復路終わり。5時までになんとか着いたぁぁぁ・・・・。
これ以上外にいたら気が狂ってしまうので、建家に避難して夕飯の準備。
へ(×_×;)へ はぁぁ・・・・よかった・・・頑張ったな・・・・明日は風マシになるはずだ・・・・。
っと、表は豪風の轟音。飯を作ってホクホク食ってると・・・・
「バタン!!
っと、急にドアが空いた・・・何!?
「ハロー♬」っと、現れたカップル・・・旅行者??どうやって来た??
ヒッチハイクですって。・・・こんな場所で降ろされて・・・・まぁまぁどうぞぉ~お疲れ様ですぅ~。
カナダ人のカップル。ウシュワイヤまで行くとさ。
(⌒~⌒ι) すげ・・・・この風の中ヒッチハイクですかぁぁ・・・・表立ってたら吹き飛ばされちゃうよ・・・・。
何度かヒッチにトライするもののあえなく撃沈。なので今夜はご一緒です♪。
すんません・・・私いびきスゴイっす・・・って、風の轟音の方がすごいか♬。
こういう場所での出会いは格別っす♪お話して早めに消灯っす。
明日こそ早起き・・・しないとな・・・。往復路は終わり港まで100km。ここから先の道のりは不明。
明日は港まで行けないから何処かで野宿か・・・・風弱まれよぉぉぉ・・・・。

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