雲行きが怪しくなってきた・・。 |
15時。省境・山の天辺から下りスタート!・・・しかし、デッコボコなので、スピードが出せない・・・。
ブレーキをかけながら、10キロ前後でゆっくり下ります。
四川省側に入ると、雲が多くなってきた。
「・・・さみー・・。ヒートテックにダウン装備!! ラシ゛ャ!( ̄- ̄)ゞ下るよ下るよお!」
5キロ下ると、ホッタテ小屋におっちゃんがいる・・・。雲南省側からダートを上り、ここまで民家は一見もなかった。・・・おっちゃんが手招き“ヘ( ̄ー ̄ )オイテ゛オイテ゛。・・・お茶でも飲みなさいと、ご馳走になった。
どうやら、トラックに水を足すための場所みたいだが・・・。ここに住んでるの??・・・おっちゃん・・・もう、人間とはいいがたい生活だすな。
おっちゃんは、この先の道を身振り手振りで教えてくれる。
「・・・??・・・このぐねぐねを曲がって・・・??(・_・?) ン?・・・上るの??・・・この
先少し上ってる様に見えるけど、おっちゃんの手の角度はやりすぎでしょ!! ┐( ̄ー ̄)┌ 山はもう越えたっす!!」
おっちゃんご馳走さまでした。ゆっくりしてしまった。
おっちゃんの言うとおり、道は少し上って、少し下って・・・グネっと曲がるとまた同じような道・・・。
「もう4時だな・・・(一。一;;)。スピードが出せないから、距離がかせげない・・・腹も減ったな・・・。」
そういえば、朝の袋麺とお菓子しか食べてない・・・。早く村に着かないかな・・・。
また、グネっと曲がると・・・。
「・・・まじ・・・(°д°;;) ナント!向こォーの山の天辺に道が続いてる・・・。かなり遠いな・・・。今は4100M・・・。標高4300M位かな・・・。キツイな・・・(´Д`) ハゥー。村はあの先にあるのかな・・・。」
まだ太陽は高いので、諦め半分でスタート。・・・山の天辺が近づくにつれ、標高が下がる・・・。さらんに天辺と逆の方向に道が続いていく・・・。
向こうに道が見える・・・かなり遠い・・・。 |
「やばい・・予想より向こうの天辺が遠いな・・・(°°;)。キツイ・・・。(。_+)\」
また上りになった・・・。大した標高差でないはずなのに、足がうまく動かない・・・。石につまずいたり、砂にタイヤを取られたり・・・。気持がだんだん落ちてきた・・・。
予想外の2つ目の山越え・山越えの疲れ・呼吸困難・空腹・先の見えないデコボコ道に、気持が弱ってきた・・。もう景色を見る余裕はまったくなくなった・・・。道を見続け、なるべくデコボコしてない場所を選んで進む・・・。一軒の民家?がある・・・。ここで、助けを求めたいが・・・。あの天辺を曲がれば何かがあると信じ、民家をスルー。
・・・なんとか、天辺曲がり角の手前まで到着。
「・・・これ曲がってまだ上りだったら・・・。( ̄◇ ̄;) ハゥー」
恐る恐る曲がると・・・。道は下りのデコボコ道が続いている・・・。遠くに見えるは、山々と長ぁーい下り道のみ・・・。家の一軒も見られない・・・。
「5時・・・。これは、どうあがいても、下山できないな・・・。どうしよっかな・・。( ̄_ ̄|||)」
戻れば民家がある・・。道路が崖になっているので、テントを張れる場所も無い・・・。手持ちの食料は、少しのお蕎麦・・・。水も少ない・・・。
・・・暗くなるのは、7時半くらい・・・。6時半までには、なんとかしないと・・・。
・・・戻る選択肢が確実。・・・頭がオカシイのか、6時半まで進んでみる事に決めた。
テントを張れる場所は絶対ある・・・・。山から水が流れてるかも・・・。希望があると進んじゃいます。しかし少し無謀かも・・・。それでも、前へ下り始めます・・・。
デコボコ道は変わらず続く・・・。スピードを殺しながら・・・。道はだんだん南に向き始めた・・・。
天辺から見た道からドンドン離れていく・・・。もう、下るしかない・・・。ゆっくりゆっくり・・・。いくら下を見ても建物は見えない・・・。6時になった・・・。
「崖の終わりまではかなり下らないと・・・。でも確実に暗くなるな・・・。左下の道まで、あとどん位下るの・・・。」
・・・やっとこ、左下に見えていた道に繋がるカーブが見えた・・・。カーブに差し掛かるり、山を見ると、空き地がある・・。川も流れてる・・・。よかった・・・。野宿できそうな場所をやっとこ発見。
「・・・ふぅー・・・さすがに参ったな・・・(_△_;)。暗くなる前にテント張ろ・・・。」
疲れたが、火遊び大好き♪ |
テントを張り、焚き火の跡や、木々が落ちていたので、焚き火をする・・。川の水をあっためて飲む・・・。夕飯は日本から持っていたお蕎麦を2束、そのうち食べるつもりだったが、ここで食べるとはな・・・。
焚き火を囲んで、ダシ入りお蕎麦をすすると元気が出てきた!!
「んん!!やっぱカツオ出汁だね!!んまい!!。焚き火あったかぁーい・・・。明日朝飯なしでスタートか・・・。まぁ、下りだし大丈夫だわい!! <( ̄△ ̄)ノ"」
焚き火であったまって・・・真っ暗になった・・・。上を見れば、星が!!すごい数!!。
くたびれたが、星をみながら焚き火していると、不安も疲れもどっかにいっちゃった。
標高3900M。空一面の星空を見ると、心配していた雪大丈夫そうだな・・・。
キレー。今日がんばったご褒美を自然からいただきました。
長い1日でした・・・。とりあえず四川省に入りました。
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