・・・・昨日までは、チベットの事ばかり考えていました。しかし視野を広げてみると、大きな中国にはチベット以外にもたくさんの自然や興味深い場所が点在しています。頭の中はずっとチベットに囚われれいました。チベット以外の道で中国を抜けようと考えだしました。
チベットの州境・東側は標高4000〜6000m級の山ばかり。この山々をラオス側から北上し抜ける、そして砂漠地帯に入りそこから西・ウズベキスタンを目指す、この道のりなら許可証も必要ないです。
この道を調べてみると・・・・かなりのアップダウンに砂漠ときついが・・・高原や、チベット僧の町など興味深い場所が数々ありそうです。
4月辺りとまだ先の話ですが、頭を柔軟にしてこの道のりを選択肢に入れる事にしました。執着しないで臨機応変に考える事も必要です。
・・・・アパンに報告。彼女はこの地域にもたくさん素敵な場所があると、たくさんの写真や地図を使って教えてくれました。まるで、自分がこれから旅行するような喜びで、一緒に道のりを探してくれました。・・・・うれしかばい・・・。
彼女はいろいろな事を教えてくれました。中国の現状から身の上話まで。意思疎通がままならないのに、筆談で根気よく細かく説明してくれました。チベットに行けなくても、彼女の人への愛を肌で感じ、不服どころか豊かな心で満たされました。
もう十分過ぎるくらい助けていただき、真に感謝感激です。ホントにありがとう。
いつも思います。
旅行でも、お遍路でも、仕事でも、被災地でも、楽しい時でも、辛い時でも、何もしてなくても、自分の心が満たされる時はいつもそこに"人"がいます。
大自然からはたくさんを学び、喜びを得られます。そして"人"から頂く"気持ち"は、自分の"心"を満たしてもらっています。
この、とてもあたたかい"気持ち"は、大自然や珍しい風景・世界遺産からは得られません。
ご縁があって出会った方々からいただいております。この満たされた"心"を言葉や形に表すのは難しいですが、私はとても幸せな人生を過ごしております。それもこれも、ご縁のある方々のお陰です。
アパン・これを読んでくれている皆様、ありがとうございます。
風邪・食あたりは完璧に回復したし、アパンのお陰でチベットも納得いくまで調べられたし、明日は長居した桂林を出て近くの町"ヤンショウ"に向かいます。
アパンの身の上話。
貴州省・凱裏小さな苗族の村出身。勉強嫌いな彼女は15歳で両親とケンカ別れをして"広東"に家出。そこでテレビカメラマンの勉強件・付き人として2年間を過ごし、その後フリーのビデオカメラマンとして、3年間シンジャン・2年間チベット・3年間雲南で仕事をし、昨年の1年間は中国全土を旅行。今年から再び仕事に復帰するそうです。今はケンカ別れしたお母さんとも連絡を取っているみたいですが、各地を転々としているので、定住地が今はありません。そして4月からは仕事で6000mの山に1ヶ月こもり撮影をするそうです。
・・・・彼女のとても小さい体からは想像できない人生を送っているようです。
今度はロシア横断を夢見てがんばると言っておりました。健康一番で加油!!ら・ろ・ほぉー。
1 件のコメント :
人と人とのつながり(絆)はどこに行っても一緒だな。
先日3連休は南三陸町に行って改めて絆を感じてきました。
ブラジルから来たという若いお兄さん、北海道から来てくれた
中年5人組といっしょに川のごみをさらいをしました。
気温マイナス4度、氷をかち割りながらの作業でしたが、絆のおかげでホットな気分になれました。
航君へ
僕らも少しだけど頑張ってるよ!
from ルシー
コメントを投稿