しかし・・・・・、昨年末からずっと小雨。たまに曇りでもほとんど小雨です。
"桂林"周辺は、この時期乾季でのはずなのですが、何故か小雨が続いてます。
2〜5度の小雨は、自転車に乗っているとかなりこたえます。寒さに加え、じわじわと下着まで湿ってくると体温も奪われます。
さらに、視界は悪く、道路は滑りやすい。…自転車は泥・砂利まみれになり、オイルが流れるし、サビの原因にもなります。
・・・・まいったな。( ̄Д ̄;)
今後は、20日に"桂林市"へ戻り、隣の貴州省の小さな村々で少数民族トン族の旧正月祭りがあるというので、少し西へ遠回りしてからベトナムへ向かおうと思っています。
・・・・んでも、天気予報は連日カサマークばっか・・・・。貴州省は広西自治区よりさらに寒いみたいです。
寒さは、なんとかしのげるけど、雨はさすがにまいるな・・・。様子を見ながら決めますかな。
最近は毎日、"親方"の家で夕飯をご馳走になっています。
…"親方"の家は基本農家で、ザボンを栽培しています。兼業として観光用イカダ漕ぎや、観光客用レストラン、市場で物売りをしたり、家族全員で助け合いながらの生活です。出来る事はなんでもするようです。
"アパン"から聞いた話では、田舎の農家の収入は平均年間3〜4000元(48000円位)だそうです。月で340元くらい。家族10人で食べていくには到底足りない額です。毎年中国のGDPは軒並み上がっているようですが、実際には都市部と農村の収入には大きな較差があり、農村の収入は年々微々たる位しか上がっていないそうです。
…そんな中国の一農家にお世話になっています。…上記の文を読むとなんだか貧しく思えるかもしれません。
しかし、家庭にお邪魔すると、いつも大きな声が飛び交い、怒ってんだか笑ってんだかわかりませんが、皆の顔からは"不幸"感はまったく伝わってきません。毎日沢山の労働を抱えていて、"疲労感"は伝わります。当然です。
しかし、誰かが喋り、誰かが怒鳴り、誰かが笑い、子供達は毎日元気に遊び・・・・まったく、こんな幸せそうな家族は他に知りません。
中国は家族の繋がりが強いと聞きますが、家族全員で協力して生きていくのが当たり前の毎日で、また、いつも誰かが家にいて、誰かが誰かとわいわいやっている。このやかましさが中国特有の"家族"なんだと思います。
収入が少なくても、この農村部では十分生きていける。家族と一緒に協力しながら数ある問題を一緒に解決しながら日々を過ごす。
別に都市部の生活に憧れる必要も無い。お金を稼ぐのは苦労は耐えないが、岩山のキレイな景観の中で暮らし、寒い夜はには火鉢を皆で囲んで、わいわいにぎやかな姿を眺めていると、皆さん"豊かな心"を持ち合わせている事が伝わります。
…今日も、そんな家族の一員にさせてもらいます。(⌒_⌒) ニコリ
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