起きると雨は止んだが、風が強いままの曇り空・・・・。
やっぱ天気は崩れたな・・・この調子で雨が降らなきゃいいけど・・・。
準備してテント片して出発。
エッホエッホで村を抜け、海沿いの崖っぷちへ出ると・・・
「ビュゥゥゥゥゥ!!」
っと、30分も走るとビューポイント。立派な施設もあるわ。
くゥゥゥ・・・この調子だと時間がかかってショウガナイので先を急ぎたいが・・・ココは「グレートオーシャンロード」のメインポイントみたいだし・・・見とくか・・・。
くゥゥゥ・・・この調子だと時間がかかってショウガナイので先を急ぎたいが・・・ココは「グレートオーシャンロード」のメインポイントみたいだし・・・見とくか・・・。
自転車置いて、崖っぷちへ。12のなんちゃらと言う、奇岩群の崖っぷちっすね。
風がものスンゲー吹き込んでくる!!。
ごぉぉぉぉぉ・・・・はいはい・・・・綺麗綺麗・・・・この風内陸から吹いてきてるのかぁ・・・・。
海は道の南西側、風は北西から、雲も北西からガンガン流れてきてる。
今日は大きな町に入って、次のステージの買い出しとかする予定だったけど・・・・これじゃ何時着くことやら・・・。
ドンキー号を取りに戻って、そのまま西へとエッホエッホ。
「ビュゥゥゥ・・・・ビュ!!ビュゥゥゥゥゥゥう!!!」
崖っぷちだがアップダウンは少ない。辺りは開けて低い木々ばっか。風がモロに吹き込んでくる。
全く弱くなる事なく、休む場所もなく必死に前進。
ホテルの入り口の風下にベンチ・・・・避難!!。
冷たい風・・・タイツ履いてるけど、カッパズボンも履いて風しのぎ。
おし・・・まだイケル・・・行くぞ・・・・・。
気合を入れないと風の中へ行けない。よし・・っと出発。
「ビュゥゥゥゥゥゥ!!バババ!!・・・・ババババぁぁ!」
必死。マジ必死になってきた。
もう何も考える余裕なし。強風に気合も吹っ飛ばされて泣きそう。
パタゴニアでの風が覚悟の上で進んだので、いくら強い風が吹いても、気持ちを強くもてた・・・・けど、この予想外の強風は・・・・泣きそう・・・。
爆風の中での走り方を思い出せぇぇぇ・・・深呼吸してぇぇ・・・余計な事は考えるなぁぁぁ・・・・ペダルに集中しゅうちゅうゥゥゥゥゥ・・・・・。
疲れは大したことないが、時間の経過が遅く、距離も全ぁぁぁぁったく伸びない。
風に煽られ、ギアをガチャガチャ変えながら・・・・小さな運動場に建家発見!!避難ぁぁぁぁん。
ほえぇぇぇ・・・・もう・・・・・嫌だわぁぁぁ・・・・。
一息着いて心の整理。
・・・少しでも進まないと・・・街までは無理でも、行ける所まで行かないとな・・・まだ走れる風だし・・・頑張るか・・・パタゴニアに比べれば・・・それくらい強いか・・・・。
まだ走れると自分に言い聞かせて、建家を出て風の中へ。
っと・・・・雲が空を覆うとイキナリザザザアア!!っと雨。スグにカッパを着るが、雨もスグに止んだ。
なんなんだぁぁぁ・・・天変地異かぁぁぁ・・・寒ぃぃぃぃ・・・。
必死に必死。変な声しか出せない・・・・。
ふぎぃぃぃぃ・・・ごへぇぇぇぇ・・・・ぶへぇぇぇェ・・・・。変な声だすな!!余計疲れる!!・・。
気持ちを強く持とうと「オマエに俺は止められんぞぉぉぉ!!」っと、強気になるがスグにへたる。
エッホエッホ。時速6km~13kmの間を行ったりきたり。
バス停があったので避難。
気持ちが・・・・ダイブやられた・・・・。
時間がないと必死に走ってきたが、やっぱ時間に追われすぎなのかも・・・こんな日にわざわざ走る必要なんて全くない・・・・。
でも、もう飛行機もとってしまったし、今更弱音を吐いても仕方ない。走るしかない。前進じゃ。
バババババぁぁぁ!!
深呼吸しながら、乱れる心を落ち着かせて・・・・しかし、上手くいかない・・・最近は気持ちが弱いのかな・・・。
必死に必死で4時半に村に到着。
よかったぁ・・・なんとか着いたがぁぁぁ・・・風のよけれる場所探さないとぉぉぉ・・・・。
諦めて進むと小さな公園・・・・ここは住宅街すぎる・・・・。
水だけ確保して村の外れまできちゃった・・・っと、公民館!!。
やった・・・ここしかない・・・風は吹き込むけどここならカナリましだ・・・・良かった・・・。
ドンキー号を引っ張ってきて、裏手で野宿っす。
誰も来ないでくれよぉぉぉ・・・・スゴイ風・・・・体よりも心が参ってしまったぁぁぁ・・・。
ご飯を食べて一息。
まぁ、天候は崩れると思ってたから一昨日からブッ飛ばしていたんだ。これで予想通りか。
日が暮れると、風は幾分かマシにはなったがマダマダ強く吹き込む・・・・小雨も降ったり止んだり・・。なんとか・・・明日には・・・風よ・・・静まってくれ・・・。
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