2014/02/14 Guatemala, SantaCruzLaLaguna “おじいちゃん戦争のことを教えて”

今日はこの本で”日本の心”を勉強です。
起床ぅ~・・・するが、体の節々が痛いぃぃぃ・・・。
これは風邪・・でなく、良くなる“走りすぎて全身だるんだるん病”と同じ症状。
たった2日間のバス移動が原因っぽいっす。
 ・・・・って事で今日は休養日。


シンヤ君の“カカオ農園探求の旅”も日本帰国の関係で、動くに動けない状況。
でも、素晴らしいご縁に恵まれ、カカオ収穫最盛期の5月にグアテマラに戻ってきて、新たなカカオ農園もスムーズに開拓できそうっす。
って事で、“カカオ農園探求の旅”は終了ぉ~♬。
まだまだ本格的にカカオを仕入れるまでには時間が必要っす。
広島・尾道から発信する“潮チョコレート”!楽しみしてるぞぉ!

・・・っと、体調だるんだるな私はベッドで休養。
ミチさんが、お勧めの本を持ってきてくれた。

“おじいちゃん戦争の事を教えて”って本。

アメリカに住む孫娘が、戦争時から続く現代史をおじいちゃんに質問し、それを丁寧に分かりやすく返答してる文章っす。

ここ中道家でよく話す原発の話。
都知事選の時期も重なり、話は色んな方向へ。
何故自民党は今になっても脱原発と歌えないのか??
現代に至るまでの政治・教育は、近代史・第二次世界大戦が多いに関係してくると、ミチさんはこの本を勧めてくれたのです。

そういえば私自身、近代史・戦争の事はからっきし知らない。
私は祖父が話してくれた「満州でぇ~、ど~のこ~のぉ~!」ぐらいの記憶しかなく、実際の歴史の経過はどうなってるのか、事実を知らない。

この本を読んで、戦争の経過・日本人の拠り所があった事に気づいた。

私も気付かない・持っていない“日本人の誇り・心”は、戦前は幼少期の頃から寺子屋で学ばれていた事(今は義務教育では教えていない)。
現代は“日本人の心”を知らずに育った自分自身が何者か語れない、骨抜きになってしまった日本人だらけになっている事。
自分が日本人という“自覚・心・誇り”を持ち、日本国のために行動する事は、決して右翼左翼的な過激な考えでなく、身の回りの家族・友人だけでなく日本そして地球上の人・自然・のためになる・世のため人のためになるという事。

仏教が伝来する以前に日本にあった神道の考えが“日本人の心”の根源との事。
神道は宗教でない。宗教の要件を一つも備えていない。教祖もいない・教義もない・教団もない。
神道は自然を敬い・畏れ・あがめる。そこから出てくる感謝の念、敬虔で謙虚な心持ち、和を尊ぶあり方。それが土台になって培われる規範・礼節・道徳。そのトータルとしての日本人の心が、神道と言われるものの内容。

アメリカは戦後7年間の日本占領時代に、日本人から“日本人の心”を無くしてしまおうと教育・コントロールして(精神的カルタゴの平和と呼ばれてる)、日本人から“日本人の心”を薄れ・消えさせてしまった。
その“日本人の心”に触れない教育は今も続いている事。

“日本人の心”を忘れた終戦後の日本人は、経済を成長させる事に心の拠り所をもった。
私が思うに、敗戦で何もかも失ったゼロの状態から、未来へ明るい希望を見続ける希望に溢れた日々だったのかもしれない。
必死にアメリカに追いつけ追い越せと急成長した日本は、物質的には豊かな国にはなったのだが、“日本人の心”が薄れてしまった日本人は自然への敬い・規範・礼節が欠け、何が生きるのに必要・大事なのかを忘れてしまい、物質的な欲ばかりに走った結果バブルが崩壊した。

世界中の色んな国と共に生きていく必要がある現世では、それぞれの国・個人個人が自国の文化を理解して相手に伝えていく必要がある。
世界中には多くの文化があり、自国の文化は相手に理解出来ない事も多々ある。
でも、相手に伝えられなければ、お互いを理解して尊重する事が出来ない。
違う文化を尊重して受け入れるのが本当の文化交流であって、自分の文化を押し付け相手を尊重しないのはのはタダの傲慢。

日本としては、個人個人が“日本人の心”というアイデンティティーを取り戻し、今の日本に必要・不必要な事はなんなのかを考えださないと、日本に沿わない外国の意見・文化ばかりを聞き入れ、情緒あふれる日本人は少なくなり、豊かな自然と素晴らしい四季に包まれた日本はドンドン消えていく。
そして“日本人の心“を持った日本人も消えていく。

世界を旅する日本人で多いのが「外国人に日本の事を聞かれても説明できない」。
他国の人は、「自国にはどういう歴史があって、隣のお国とはここが違う!」などと、口頭で説明できる方が多い。

私は日本で暮らしている中で友達・家族と、「日本人とは?」などの話をした覚えがない。“日本人の心”の規範・礼節を学校で学んだ覚えはない。
母から進められて幼少期から青年期で行っていた剣道の教えの中で、規範・礼節を教わったのだと、この年になって気が付いてきたくらい。
剣道の教えも神道の考えに近いと思う。
日本の中では、日本人しかいなく、「日本人って??」っと問われる事もないので話しあう機会がない。ただ日本文化の中で日々を一生懸命生きているだけ。
日本とは?日本人とは??天皇とは???どっからどこまでが本当の日本の領地????など、日本を語れない人ばかりになってる。自分を含め。
そんな自分が何者で何が大事なのかも分からない人が、日本のあるべき形・未来を考えれる理由がない。

日本を語り、外国人と対等に話あうには、個人個人が“日本人の心”を取り戻すしかない。少し歴史の勉強もしないといけないけどね。
そして今“日本人の心”の中で考えると、原発が存在する事で失う物は日本人には必要な物なのだと思う。

決して過激な事ではないし、難しい事ではない。
自然を敬い感謝の気持ちを持って日々を過ごして、“日本人の心”を取り戻し、政治家が動かす日本じゃなくて、日本国民が望む日本へしていく。
今の電気が十分確保できるが不安だらけ生活よりも、不安の無い自然と共に生きる希望のある充実した日々がおくれるはず。

“日本人の心”を取り戻すのが、今の日本人にどれだけ必要なのかを個人個人自覚する必要があると思う、っと考える体調不良な日でしたぁ~。

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