2012/05/13 中国青海省・茶下-可可(西35キロ)  “そよ・ひゅる・ビュー!・ゴォー!な風(≧ε≦)”



どこまでも西へ・・・・。
起床して町で朝飯を食い、西を目掛けて出発!・・・っと、思ったら、ドンキー号はパンクしてました。久しぶりのパンク、1ヶ月以上パンクしてなかったなァ。どんなにデコボコダートでもパンクしなかったのに、アスファルトになるとパンクする。小さな釘やガラスが原因ですな。
朝からパンクをチャチャっと直し出発!
今日は行ける所まで行くコース。・・・しかし、朝から“ひゅるひゅる”の向かい風。

「くぉくぉ!(°△°;朝からっすか・・・。昨日の午後から向かい風すごいな(-_-;)・・・。ゆっくり走るしかないっすね。」

向かい風よ・・・いずこからやってくるのか・・・・。
まずは、中くらいの町“鳥蘭”まで80キロ・・・だが、このペースでは、一日かかりそう・・・。
標高3000mの平らな道だが、時速10~15キロしかでない・・。風は西から・北から・南からバシバシ攻めてくる。ドンキー号のギアをコマ目に変えて高原をエッチラホッチラ・・・。人や動物・建物も少ない、簡素な風景。高原というより湿地帯なのだろうか。30キロ地点で、もうお昼っすわ。

「ふぃ~・・・風は止まないなァ(一。一;;・・・時間帯?地形?天気?何が一番関係してるのかなァ?(・◇・;;・・・。」
お昼もササっとすませ、変わりない道を西へ・・・。標高3200m。風は“ひゅるひゅる”“ビュー!ビュー!”まれに“そよそよ”な向かい風か横風。ゆっくりゆっくり・・・。
山間を抜け軽い下りに入ると、風が止んだ!・・・後ろには、雪をかぶった高い山々がある。

「・・・やっぱ、地形が一番関係してるんだな・・・たぶん(-ω- )・・・。」

風が無い下りは早い!時速30キロ近くでる!さァ~っと下っていくと、“ひゅるひゅる”風再登場。
下りのおかげで、2時に“鳥蘭”に到着。

「んん・・まだ止まるには早いな( ̄ω ̄;)・・・。飯も食ったばかりだし、この先の小さな町まで行くかな。」

竜巻じゃー!!
食堂のおいちゃんに確認すると、小さな町“可可”まで20キロ。どんなに風が強くても行ける!!
エッチラホッチラ・・・。ペダルを止めると、ドンキー号も止まる・・・。だんだん、“ビュー!ビュー!”風が多くなってきた・・・。“可可”に到着して、食堂でご飯を食べ、野宿セットを購入。
この先100キロ“徳令ハ”までは何もないみたい・・。地図にも何も書いてない・・・。って事は、行けるところまで行かないと、明日がつらい。・・・湿地帯なので焚き火もできないだろう。
走る距離を決めても、風・上り道があれば、1時間でどれだけ進めるかわからないので、時間を決め6時まで走る事にした。

「・・・明日のため!そして明後日のためェ!!に6時までがんばろおう!( ̄Д ̄)

・・・・風はさらに強くなってきた・・・。“ゴォーゴォー”風まで・・・。ほぼ西から、そして南から・・。トラックっが横を通り過ぎると、風に巻き込まれそうになる!アブね!!
大きな湿地帯の真ん中に、ずぅぅ~~っと向こうまで延々に続く道・・・。上りに見えるが、標高は3000mのまま・・・・。風・・・キツイ・・・・。

「ぐぅ(  ̄д ̄;)・・・夕方はさらに風が強くなるのかな・・・6時まではがんばるゥゥ・・・よ・・余裕じゃァ~いぃ(=△=)・・・・。」

はァーはァー言っても。景色は変わらない・・・。道は延々と北西に伸びている・・・。風はそっちからやってくる・・・・。
6時近くまで、無心で走り続け回りを見渡しても、風を避けれそうな場所は。ぜぇ~んぜんないっす♪・・・・。ただの湿地帯・・・。こいつはいかん・・・。6時になったが、テントを張れそうな場所まで走らなきゃ・・・・。
「ああ・・・・向こうに山見える( ̄□ ̄;)・・・このまま走れば山間かな・・・風しのげるかな・・・・。」

走っても走っても、山は近づかない・・・。時間をかけて山の手前まできたが、風は避けれそうな場所はない・・・・。

「ぐぐぅ・・・どうすっかなァ・・・。・・(°θ°;)!!・・・・・さっきから道に橋?みたいなゲタが掛かってるから、その高架下なら西風は遮れるな・・・。」

夜9時の荒野の夕暮れ?。
除いてみると、水っ気はない・・・。ここにしよう・・・・。もう6時40分・・・。
C= ( ̄ー ̄;;) ハー・・・砂漠前にこんなに強い風になるとはなァ・・・・。まったく予想できないなァ・・・・。
さらに、今後は町と町の距離が以上に長い場所がチラホラある・・・。山もある・・・・。そして風もあるってか・・・。まあ、道が整備されてるだけマシかァ??フルコースの道です。“敦煌”まで後何日かかるかなァ・・・・・。

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