2014/08/20 Bolivia, Laguna Colorado南6k⇒Laguna Colorado南37k(走行距離時間 31k 5:38) “(~ω~;) ・・・過酷ぅぅぅ・・・”

      ワタルのチャレンジ!ブチ抜けラグーナルート!!目指すはアンデス麓だぁ!!
最低の冷え込みで一睡も出来ずに迎えた朝ぁ・・・体は悲鳴をあげます・・・

また真っ暗な内に目が覚めた・・・・・静かな明け方の冷え込みかと時計をみると、まだ0時。
1時間経っても寝れないので、持っている全ての衣類引っ張り出すが、残りはシャツと靴下1枚・・・・。全てを着込む。
半袖シャツ2枚・長袖シャツ4枚・ヒートテック2枚・ダウン・ジャケット・レインコート・防寒マスク・防寒首輪。下には、ヒートテック2枚・サイクリングパンツとタイツ・夏用ズボン・冬用ズボン・レインパンツ。靴下は5枚と指先靴下2枚。
春夏秋用テントで、マイナス10度対応の寝袋とブランケットに包まるが、冷たい空気は全てを冷やしてく。
寝袋を冷やし、レインコートを冷やし・ダウンも冷えてる・・・寝袋の中なのに冷たい・・・・・。
触れるものが全て冷たくなってる。
小さく包まって寝返りを打ちながら温度を維持するが・・・・寝れない・・・・寒すぎる・・・・冷たすぎる・・・・。
体は暖かくならず、悶えているといつの間にか寝れたのか気づくともう太陽はスッカリ昇っていて8時前。
・・・・全然寝れてないな・・・寒い。
体はシッカリ冷え込んでいて節々も痛い・・・・・
((´д`)) 風邪引いたかぁぁ・・・・・しかも寝不足・・・・・。
マズは凍った水を溶かさないとぉ・・・
この先50km4950mの峠を越えたら湖沿いに宿がある。
この体調でこの悪路を50km・・・・・行けるかぁぁ・・・。
食欲は無く、とりあえず袋麺を啜って準備を開始するが、少し動いただけで異様に息が切れる。
標高のせいじゃなく、確実に体力が無くなってる。
フラフラで準備を終え、この体力では行けるか分からない50km先の宿を目指して出発。
 標高4300m・気温4度・快晴っす。
とりあえずペダルをコイで進んでみるが・・・・・異様な息の切れ方・・・・悪路ながら平坦なのに少しの力も入れる事が出来ない。力を少しでも入れれば息が切れてしまう・・・お腹まで痛くなってくるぅぅぅ・・・。
波打ちが酷くなると、バランスを失って、コントロールを失って、気力も失って・・・・。
バランスを立て直す力が無い・・・・。
小川・・・底までガッツリ凍ってますがな・・・
~Д~;) ヤバイ・・・これ以上ヒドイ道になっても、押して進む体力がないぞぉぉぉ・・・。
湖沿いを1時間走ると上りになってきた。倒れこむ様に岩陰で休憩。
(×_×;) ココから上りかぁぁぁぁ・・・・こりゃぁ・・・宿どころか天辺まで行けるかどうかだなぁぁぁ・・・。
 昨日までの悪路に比べればマダマシになっているが、小石に乗り上げただけで、立て直す力が入らずバランスを失ってしまう・・・・。
息が切れっぱなしで悲鳴を上げながら1コギ1コギが必死・・・・冷や汗が出てくると、止まって息を整えるくらいしかできない・・・。
登り始めて1時間で路肩に倒れ込んで休憩・・・。
風はホボ止み、太陽がサンサンと暖かい・・・・動くことが出来ずに少し寝てしまった。
只今標高4500m。・・・まだ先は長いと再スタート。
こんなに苦しい上りは初めてだ。体調不良でなければと悔やむが、昨夜は自分の判断ミス。
手袋を落としたのが何かの予兆だったと思う。面倒でも手袋を取りに戻って、集落で寝ていればコンナ体調不良にはならなかったはず。先への思いが正確な判断を誤った。ってか、手袋も集落で泊まる事も考えもしなかった。
そして、今もこの無謀な判断が合っているのか・・・・朝6km引き返して集落で1日休むべきだったか・・・。
しかし、考える力も無くただただ悲鳴を上げながら前進。
5分とコギ続けられない・・・少しでも力を入れれば体は悲鳴をあげ息が切れる・・・止まってる息を切らして時間が長くなってきた・・・。
押して進めば半歩づつしか進めない上、軽い呼吸困難になっちまう・・・全身に力が入らなくなり肛門も勝手に開いてしまいそう・・・・。
この旅で初めて食料を捨てようか頭にチラチラ思い浮かんできた・・・・。
っと、後ろから重機がトロトロと轟音を唸らせながらやってきて追い抜いていった・・・
(@*@) ・・・・おぉぉっ・・・道が平になったぁぁぁ・・・・。
どうやら、道整備用の重機みたい。轍を削って砂利を路肩に流し、完璧ではないがカナリまし!!
ペダルをコイでも振動が無くなり、邪魔な小石も無く、足の力だけでペダルが回る様になった。
(~∇、~;) ・・・グぅぅぅ・・・・らぁ・・ラッキぃぃ~~・・・・・。
坂の傾斜は屁の河童なので、一定の呼吸で前進前進。
再度路肩に倒れ込んで休憩。
重機のお陰で体力の消耗がカナリ減った・・・・これなら天辺まで行けそうだぁぁぁ・・・・。
フラフラしながらも、真っ直ぐバランスを保ちながら少しづつ標高を上げてぇぇぇ・・・・・
標高4800mになると辺りにチラチラと積雪。
前から横から冷たい風が吹き込み始め、更にヒドイ悲鳴を上げながら進んで行くと、重機が往路の整備をして戻ってきた。
ドライバーのオッチャンに心から「(;-o-)/ ぐぅぅ~・・・・グラしゃ~~~っすぅぅぅ・・・。」っと大きく手を振り感謝ぁ。この整備がなかったらココまで走ってこれなかったよ・・・。
何も考えられずに、節々の痛みと冷たい風に悲鳴を上げながら前進していくと・・・・・重機の轍が消えたぁぁ・・・
(~Q~;) えぇぇぇ・・・・天辺まで整備してくれなかったのぉぉぉ・・・・おぉ・・おっちゃぁぁぁ~~~ん・・・。
 砂地波打ちガッタガタ道の再開。
今まで出たことのない悲鳴を上げながら前進を試みるが、もうバランスを失ってから立て直す力が無い・・・・もう少しで天辺なのにぃぃぃ・・・・。
もう押す事しか出来ないが、押すのも半歩で10歩進めば、悲鳴と荒い息切れ・・・・。
辛すぎる現状だが、全ての意識が半歩進んで息を整える事のみに向かってる。
何の余力もない。前進しなければココで泊まるしかない。前進する以外に判断は無い。
半歩進む以上に止まる時間が多くなるが、そのまま前進して標高4900mの開けた天辺に出た。
冷たい風は更に強く吹き込み始めるが追い風気味。
20km下った先に宿があるが・・・この砂地波打ちだと最低2時間はかかる・・・いや・・・今の体力では3時間かぁ・・・・・。
只今4時半。3時間もコグ体力も無ければ、日も暮れてしまうので、強風吹き荒れる天辺で野宿。
昨日よりも冷え込む可能性大・・・・それでもテントを立てる体力がある内に止まろう・・・・。
土砂の影にテントを立てるが全く風よけになってない。でもココが一番マシ。
何とかテントを立てて、全ての衣類を着込んで太陽が出てる暖かい内にそのまま寝に入った・・・・。
だめぇぇぇぇ・・・・何も出来ないぃぃぃ・・・
腹は下してるし食欲もない・・・水も1.5リットルしかない・・・・・明日は下れば良いだけの体力があればいい・・・寝よう・・・。
バタバタバタバタぁ!!っと、今にもテントがブッ飛んで行きそうな強風の中、寝袋に潜り込むが・・・悪寒が消えない・・・・。どうか今夜はヒドイ冷え込みになりませんようにぃぃぃ・・・・。
悪寒よぉぉ・・・消えてくれぇぇぇ・・・。

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