6時に起床して、早めに出発!標高1100m・快晴・小蝿有りです。
湖をぐるっと周り、さっそく山間に入っていきます。ガッタガタダート道。中国の山越えで慣れたつもりですが、やはりキツイガッタガタ道っす。
ユックリユックリガタガタ道を上ります。息がぜぇ~はぁ~すると、小蝿がお口に潜り込んでくる・・・。
しかし、これは道というより轍みたいな感じですな・・・車通れないっしょ・・・。
大した地図も持たずにやってきてしまった“Assy”。コンパスとネットで調べた情報のみが頼りです。
早速、なんとも分かりづらい分かれ道にぶつかったが、この情報をくれたスイス人は左に行って迷ってしまったみたい。なので右へ進みます!!ガタガタ道の傾斜はかなり鋭くなってきた・・・・
奥へ行けば行くほど傾斜は鋭くなってきた・・・
「ぐぐぐぅ・・・!! Σ( ̄ロ ̄lll) ありゃなんじゃぁ!! 壁かぁ!!・・・これは押さなきゃ上れないっすよ(; ̄Д ̄)・・・。」
中国の山道では、いくら傾斜がキツくても押して歩くことはなかった・・・。中国の山道が最強だと思っていたのに、次の国で早速上をいく山道に突入したみたいです・・・。中国では、なんだかんだ大型トラックが通れる道だったしなぁ・・・。ここは不可能でしょ・・。道の砂利に足を取られながら、目の前のカーブまで押していくが・・・その先にはもっとキツイ傾斜の道が見える・・・
全身の力で押して・・・。途中ブレーキをかけながら休んで・・また押して・・・なんとかキツイ傾斜を乗り越えたが、またまた先にキツイ傾斜・・・ど・・どうなってんのよ??(・◇・;;)。
おおぉ・・・動物の楽園だァ・・・。 |
ワタル「・・・いやー、こっからはすごい傾斜ですよ!L(・o・)」押さないと登れないっす!」
仏人「・・・兄さん、この先10キロもスゴイ傾斜ですよ( ̄O ̄;)・・・」
ワタル 「!! ( ̄△ ̄;)・・10キロもですかァ・・・ちなみに登りきった先に商店があると思うんですが、ありました??(;゜0゜)」
仏人 「(一。一;;)なんだか今はないみたいです・・・。」
・・・が、フランスカップルの言うとおりとんでもなさ過ぎる傾斜。50キロの荷物を積んだドンキー号を押して登るのは不可能です・・・。荷物を半分降ろし、まずはドンキー号を頂きまで・・・続いて、荷物をとりに戻って・・・距離100mくらいなのだが、かなりの時間と体力の消耗。・えっとォ・・最高地点は標高2500mだったかな・・・。
荷物を積み直して先に進むが、スグに現れるトンでもない傾斜・・・。荷物を降ろすのはやめにして、そのまま突撃!
「はぁ~はぁ~(~Д~;)・・・ぐおおおお!!(` 曲 ´)・・・はぁ~はぁ~(~∇、~;)・・・むぐぐぐぐぅ!! ( ̄皿 ̄;;」
10歩登って休んで・・・、また10歩登っての繰り返し・・・。登れど登れど先に現れるキツイ傾斜・・・。山登りですな。
標高が上がり、綺麗な山水が流れる小川を発見!
冷たい綺麗な水に、たまらずガブガブ!! (≧▼≦;)っと飲んでしまったぁ・・・。大丈夫であってくださいな。タンクにも水を補給して、さらに重くなったドンキー号・・・しかし、水は重要です。
トンでもない傾斜を登りきると、また動物たちの楽園に入った。“Assy”に入った様子。馬やヒツジを越えて、アップダウンを西へ・・・下りに入り先には大きな川が見える
「・・・あれか(°〇°;)・・・。さっきのカップルが言ってた川越え・・・。膝上まで深いっていってたな・・・。」
「・・・素晴らしい景観ですな(’▽‘;;)・・・もっとユックリペースで来たかったなぁ・・・。」
点々とある白いテントや馬に乗った羊飼い達が見受けられます。360度緑に覆われた山々と草原、そして動物天国。最高の楽園です。
道も岩の少ない轍になったが・・・朝から30キロしか進んでない・・・。既に4時。先を急ぎたいが、この分じゃ今日中に下山はとうてい無理。とりあえず行けるところまで行くことに・・・。
数キロ進むと“商店”の看板・・・。期待しないでお店に向かうと、お兄さんが店を開けてくれた!!
野宿セットを購入して休憩。おばちゃんにあれこれ尋ねながら“アルマティ”までの距離を聞くと・・・
「んん~・・・120キロくらいかなぁ~。」
・・・まだ続いてる上り道・・・。120キロかぁ・・・。明日は“滞在登録”できなそうだなぁ・・。まあ明日考えようって事で先へ進む。
ゆるぅ~い傾斜の草原の轍を走ります。・・・景色は最高・・・でも、体力限界・・・。行ける所まで行っとかなきゃなぁ・・・。まだ標高2200m。朝からの走行距離35キロ。
やっとこマトモにペダルがコゲるなってきたが・・・突如現れる急な傾斜・・・そして小さな川越え・・。
7時近くになり、まだ走行距離50キロ・・・。もうちょいぃ行っとこォ・・・。
後ろからトラックがやってきた・・・
運転席に近づいていくと、おっちゃんが笑顔で「アルマティ!! (゜O゜)」っと・・・「あるまてぃ!!(>▽<)b」っと言い返すと、「乗ってくかい?お金はいないよ!! “ヘ( ̄∇ ̄ )」っと。
おおお!!ここに来て救世主登場!\(*T▽T*)/ワーイ♪即答でお願いします!!
オッチャンのトラックにドンキー号を乗せ出発!イエ~イエ~♪これで明日の滞在登録もできるぞォ!
・・・ガッタガタ揺れるトラック・・・。「はっはぁ~!! (>ロ<)ノ」っておっちゃん慣れたものです。草原を抜け下りに入り、深い山間へと落ちて行きます・・・。おっちゃんは「ほれ!(」°ロ°)あそこが綺麗だぞ!!」「(゜O゜)ここは写真撮っとけ!!」などと大変親切な方。マジありがとうございます。・・・深い山間を抜けて国道にぶつかると、もう夜10時。
“アルマティ”まで行きたいが、この分じゃ到着も遅い上に、宿代も高いだろう。都市内での野宿は避けたいので国道のガソリンスタンドで降ろしてもらった。
「おっちゃん!ありがとう!ほんと助かりましたぁ!!m(_ _)m アリガトォ~★」
あ~・・・スンゴイ山道っだったぁ・・・。世界は広いですなぁ・・・想像を絶する景色や道がまだまだあるんだろうなぁ・・。あああ・・・体が無理した時の状態になってる・・・。
ここから“アルマティ”までの距離がよく分からないが、明日はアルマティまですっ飛ばします!!無事に滞在登録出来ますように!!
1 件のコメント :
これはつらいな〜
でもすんごい絶景!
がんばれー
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