明るくなった6時に起きるが太陽はまだ山の向こう。ココは深い谷間なの9時すぎないと太陽光は当たらないだろな。
っと、南へ前進していくと、向かう先の山々が・・・・向かう峠へと伸びる谷間が・・・・真っ白けだ・・・。
谷間の麓まで白い・・・こりゃ・・・向こう側は雪降ったね・・・・。
小川の透明度がスゴイ。綺麗だぁ~♬。
ガッチガチに凍ったテントもおっ広げて乾かそ。
これ無しでは氷点下で走るのはキツぃ。足の指が冷えすぎちゃって走る何処でなくなるっす。
ガタガタ道でも昼過ぎには峠越えれるっしょ!。天気も良いので峠に積もった雪も溶けてくれてる・・・だろう・・・。
タラタラ上りのアスファルト・・・ま深い谷間に入るまでまだ距離があるね・・・。
雪ぃぃぃ・・・もうこれで最後だろ・・・・まぁ積もってなくて良かった・・・・峠だけ心配だが・・・。
まだ午前中なのにヒュルヒュル向かい風が吹いてきたぁぁ・・・・・。
何時もなら峠が見えてきても良い頃だけどぉぉ・・・何か間違ってますなぁ・・・・。
峠までの距離か峠の標高が違う。お安い地図だとね・・・よくあります。
1ヶ月程前に通ってきた村です。1ヶ月前は、そこからトレッキング道へと向かったのですね。
そこまで行きたい。そこまで行けば高山地帯を抜けれ一安心できる。何より以前世話になった、誠実な食堂の兄ちゃんに会いたい。
峠を越えてからの道が悪ければ着けないかも・・・距離も48kmあるみたいだし・・・。んでも目標は高く行くべ。頑張んべ。
空を見れば、峠の向こう側から怪しい雲がグイグイ流れてきてる・・・・。
まだ太陽サンサン当たる。しかしまだ峠まで距離もありそう。そして、雲はグングン空を覆っていく。
こいつはぁぁ・・・・雪降るぞぉぉぉ・・・・って、峠の反対側は雪まみれなんじゃないかぁぁ・・・。
気持が焦り始める。何時もなら無理なくユックリ上るのだが、息を切らしながらガンガン峠へ!。
やばいぞぉぉぉぉ・・・・なんとか峠越えるまで雪降らないでくれぇぇぇ・・・・。
峠の反対側はどうなっているのか分からない・・・もしかしたら積雪してるかも・・・・。けど、今より悪い天候になるのが一番マズぃので行くしかない。峠を越えてイケル所まで下りきるしかない。
ぜぇ~はぁ~ぜぇ~はぁ~・・・・峠までは走れるゥゥゥゥ・・・・止まるなぁぁ・・・。
不安・・・だけど、行くしかない!。
エッホエッホ・・・・まだ10月初旬なのにぃぃぃ・・・・今年は冬が早いのかぁぁ・・・・。
でも、皆11月までは雪は降らないと言ってた。トラックも10月中はチョイチョイ走ると聞いた、
でも降ってる。今年は冬が早いに違いない。
上り傾斜は緩く東へ・・・・あのカーブを曲がれば南へと峠にでるはずゥゥゥ・・・・。
でも・・・・ドンキー号を転落させてから、もう2度とトレッキング道へはドンキー号と向かわないと決めた。
っても、東の峠は真っ白だし!歩きでも行きたくないし!。
峠の看板を見るなりに止まって、まずは防寒具とカッパを装着。間違いなこの先は雪。
マズぃぞマズぃぞぉぉぉ・・・早く下らないとぉぉぉぉ。
下りに入るとアスファルト道。一気に雪がザンザン降り始め顔面が痛い。
まだ雪は積もってない。降り始めみたいだ。
道はアスファルトでクネクネ曲がりながら下って下って・・・・。
今の内にぃぃぃ!!ガンガン下るぞぉぉぉぉぉ!!。
冷たいぃぃぃ・・・でもこれなら一気に高度を下げれそうだぁぁ・・・・。
ザンザン降って真っ白けの中。道が次第に濡れてきてた・・・・
滑らないよう、確実にブレーキをしながらでも早く。
舗装路は続き、雪も止んできた。 ドンキー号と私の前身に雪が積もった・・・・。
今まで山越えでチラチラ雪には数回あったが、この短期間に2回も雪に脅かされた・・・・。
でも、もうこれで高山地帯は抜けた。この先もう1回標高4500峠越えがあるが、高山地帯の南側。平地よりなので雪の確率はガクン!と減る。
チベット文化圏に憧れ?があり、やってきたラダック。
しかし、トレッキング道での大アクシデントに大雪に最後の峠越えまで雪・・・無事に抜けれただけでも最高に良かった・・・。
深い谷間へと標高がグングン下がってくと、眼下に川の合流地点。
っと下っていくと、1ヶ月前に通ったトレッキング道との分かれ道に到着。
話が止まらなくなってしまった。私を覚えててくれ、話を聞いてくれる人がいるのが嬉しいのです。
とりあえず暗くなる前に、以前と同じ空き地でテント。
気さくな兄さんとお話。
兄さん曰く、今年は冬が早いと。この時期に雪は珍しいと。
もうスグこの食堂も冬閉まいみたい。11月になればトラックも通らなくなるみたい。
盛り盛りもりもり!マトンカレー食って、あぁ~♪良かった♬。
明日は午前中に町へ着けるので半日休憩しよ。
もう雪の心配はない。でも、もう少しチベット文化圏の山岳地帯が続くっす。
しかし・・・しかし無事に高山地帯を抜けれて・・・最後の雪を抜けれて・・・・良かった!寝るぅ!!。
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