2015/10/04 India,Pang南55km⇒Darcha(走行距離時間 101k 8:37) “(;゚Д゚) 冬が・・・雪が降る前に・・・”

いくぜぇ!これを越えれば雪の心配なし!・・・って・・・・天候急変ですよ!!
ごぉぉぉへぇぇぇ・・・・・寒ぃぃぃ・・・。テントがガッチガチに凍ってる。
明るくなった6時に起きるが太陽はまだ山の向こう。ココは深い谷間なの9時すぎないと太陽光は当たらないだろな。

朝飯朝飯。ココ数日将来の夢「食堂計画」がよく頭をよぎる。飯の事考えてると、ごはんが何時もより上手に炊けるわ♪。
おっし!今日は4900mの峠越え!。標高計に濡れたタオルはガッチガチに凍っちったぁ!
これを越えれば高山地帯を抜けるっす!行くべ行くべぇ!。
走り始めると・・・。おへぇぇぇ・・・・寒ぃぃぃぃ・・・冷たいぃぃぃ・・・。
気温はマイナス8度。完全防寒具で走り始めたが、空気が冷たく末端の手足の指がグングン悴んでく・・・。
もうチョイ走れば太陽光が当たるゥゥゥ・・・・。
っと、南へ前進していくと、向かう先の山々が・・・・向かう峠へと伸びる谷間が・・・・真っ白けだ・・・。
谷間の麓まで白い・・・こりゃ・・・向こう側は雪降ったね・・・・。
くだらない・・・・どうでも良い道路標識が何度も・・・・笑えとな・・・・。
寒すぎるけど頑張って笑ってみます!。
エッホエッホでやっとこ太陽光が当たる支流の小川へと来た。
小川の谷間が東側へと開けてるので太陽サンサン♪温かぁぁ~~~い♬。
南に見える峠へと向かう谷間が近づいてきたが・・・・やっぱ白い。
・・・しかし、太陽光が当たる東の山肌には雪がない。太陽光が強いのですぐに溶けたのだな。
エッホエッホで東へ・・・・小川を渡る橋が・・・ナカナカ出てこない!。

随分と上流まで上って橋・・・・橋が確実に崩れない場所に作ったもんだな・・・・まぁ正解ですわ。
小川の透明度がスゴイ。綺麗だぁ~♬。
この川の下流は、トレッキング道で訪れた「プグタル・ゴンパ」。ここいらの山は川の源流ですな。
エッホエッホで小川を西へと下って、やっとこ集落に到着。
「ダーバ(掘っ立て食堂・宿)」が沢山。とりあえず暖をとろう。チャイおくれぇぇ~~~♪。
ガッチガチに凍ったテントもおっ広げて乾かそ。
はぁ~~・・・っと、一息。靴カバー持っててよかった・・・。
これ無しでは氷点下で走るのはキツぃ。足の指が冷えすぎちゃって走る何処でなくなるっす。
ここからが峠へと伸びる谷間へ入る。峠の標高は4900m、距離28km。現在標高4200m。高低差700mね。
ガタガタ道でも昼過ぎには峠越えれるっしょ!。天気も良いので峠に積もった雪も溶けてくれてる・・・だろう・・・。
クソ高いチャイとクッキーのお会計をして10時になっちった。、いざ峠へぇ!。
っと・・・集落の外れにでると、道が川に・・・雪解け水が一気に流れてきたのかな・・・・まぁ山の麓だからな・・・。
えっほえっほ峠目指して南へ南へ。
タラタラ上りのアスファルト・・・ま深い谷間に入るまでまだ距離があるね・・・。
黙々とコイでコイで。山肌の西側はまだ太陽があたらず雪も溶けず。しかし道は綺麗に乾いているのでガンガン走れるぜ!。
雪ぃぃぃ・・・もうこれで最後だろ・・・・まぁ積もってなくて良かった・・・・峠だけ心配だが・・・。
エッホエッホでタラタラ上りが続くねぇぇ・・・距離は伸びるが標高がナカナカ上がらない。
まだ午前中なのにヒュルヒュル向かい風が吹いてきたぁぁ・・・・・。
かなり冷たい風。厚着したまま前進前進。
谷間に入ってくると、道もチョイチョイ悪かったりアスファルトだったり。
まだまだぁ!大した事ねぇぜぇぇ!一気に超えるべ峠ぇぇ!!!。
次第に山肌が白くなってきた。
ちょいと上って・・・ちょいと下って・・・・ナカナカ標高が上がらないぞぉぉぉ。
クネクネ曲がりながら・・・標高4500mを越えるがまだ深い谷間。
何時もなら峠が見えてきても良い頃だけどぉぉ・・・何か間違ってますなぁ・・・・。
峠までの距離か峠の標高が違う。お安い地図だとね・・・よくあります。
エッホエッホで12時半。冷たい風を遮れる岩場に隠れてお弁当っす。
風がないと穏やかな山間・・・モグモグお弁当食いながら空を見ると・・・チョイチョイ雲が・・・出てきてるかな・・・。
峠を越えれば下り。下りきれば「ダルチャ」村。
1ヶ月程前に通ってきた村です。1ヶ月前は、そこからトレッキング道へと向かったのですね。
そこまで行きたい。そこまで行けば高山地帯を抜けれ一安心できる。何より以前世話になった、誠実な食堂の兄ちゃんに会いたい。
峠を越えてからの道が悪ければ着けないかも・・・距離も48kmあるみたいだし・・・。んでも目標は高く行くべ。頑張んべ。
よっしで上ります上ります!。クネクネ曲がって辺りの山々はドンドン白くなってきた。

っとぉぉぉ・・・・向かう谷間・・・道の先が・・・・空も真っ白け。
空を見れば、峠の向こう側から怪しい雲がグイグイ流れてきてる・・・・。
これは・・・マズそうな雲・・・・って、峠の方は雪降ってませんかぁ!マズぃぞぉぉ・・・・。
まだ太陽サンサン当たる。しかしまだ峠まで距離もありそう。そして、雲はグングン空を覆っていく。
こいつはぁぁ・・・・雪降るぞぉぉぉ・・・・って、峠の反対側は雪まみれなんじゃないかぁぁ・・・。
マズぃ。今日中に峠を越えて下らないと。雪が降って夜な夜な降り続ければ積雪。身動きとれなくなるかも・・・・。
気持が焦り始める。何時もなら無理なくユックリ上るのだが、息を切らしながらガンガン峠へ!。
開けた谷間・・・緩い上り傾斜でナカナカ標高があがらず・・・雲はドンドン暑く広がってきてる・・・・。
やばいぞぉぉぉぉ・・・・なんとか峠越えるまで雪降らないでくれぇぇぇ・・・・。
峠の反対側はどうなっているのか分からない・・・もしかしたら積雪してるかも・・・・。けど、今より悪い天候になるのが一番マズぃので行くしかない。峠を越えてイケル所まで下りきるしかない。
ぜぇ~はぁ~ぜぇ~はぁ~・・・・峠までは走れるゥゥゥゥ・・・・止まるなぁぁ・・・。
真っ白け。今は道には雪がない。そういえば・・・・何時の間にか逆から車両が来なくなった・・・・どうした・・・。
不安・・・だけど、行くしかない!。
エッホエッホ・・・・まだ10月初旬なのにぃぃぃ・・・・今年は冬が早いのかぁぁ・・・・。
公式では1015日に道路(峠が積雪で通れなくなる)は閉まる。
でも、皆11月までは雪は降らないと言ってた。トラックも10月中はチョイチョイ走ると聞いた、
でも降ってる。今年は冬が早いに違いない。
エッホエッホ。息が切れても雪が怖くて止まれない。
上り傾斜は緩く東へ・・・・あのカーブを曲がれば南へと峠にでるはずゥゥゥ・・・・。
エッホエッホ・・・・当初の予定では、この峠から東へと伸びるトレッキング道へチャレンジするもりだった。
でも・・・・ドンキー号を転落させてから、もう2度とトレッキング道へはドンキー号と向かわないと決めた。
っても、東の峠は真っ白だし!歩きでも行きたくないし!。
エッホエッホでタルチョが出てきたぁ!峠かぁぁ!!。っとクネっと南へおれると風が強く吹き込んできてぇぇぇ・・・。
あいやぁぁぁ・・・真っ白通り越して前がみえないぃぃぃ・・・視界最悪ゥゥゥ・・・・雪降ってるゥゥゥ・・・。
峠の看板を見るなりに止まって、まずは防寒具とカッパを装着。間違いなこの先は雪。
っと、厚着するのに手間取っているとチラチラ雪が降ってきた。
マズぃぞマズぃぞぉぉぉ・・・早く下らないとぉぉぉぉ。
道が悪ければ相当な時間がかかる。道がぐちゃぐちゃならばブレーキの効きも悪くなる。
焦る。だいぶ焦るが下りはユックリいかないと・・・・。

下りに入るとアスファルト道。一気に雪がザンザン降り始め顔面が痛い。
まだ雪は積もってない。降り始めみたいだ。
道はアスファルトでクネクネ曲がりながら下って下って・・・・。
舗装状態が良い!ブレーキしながらもスピードは出せる。
今の内にぃぃぃ!!ガンガン下るぞぉぉぉぉぉ!!。
冷たいぃぃぃ・・・でもこれなら一気に高度を下げれそうだぁぁ・・・・。
ザンザン降って真っ白けの中。道が次第に濡れてきてた・・・・
下るぞぉぉぉ・・・止まるなぁぁぁ・・・これ以上強く降り始めたら最後だぁぁぁ・・・。
滑らないよう、確実にブレーキをしながらでも早く。
道に集中しながらグングン標高が下がり、標高4000m
雪が次第に弱まってきたぁぁ・・・辺りも見えてきたぁぁ・・・良かったぁぁ・・・・最悪な箇所は過ぎたぞぉぉ・・・・。
道が綺麗なアスファルトで一気に下れた。ガッタガタダート道だったら・・・恐ろしい・・・・。
舗装路は続き、雪も止んできた。ドンキー号と私の前身に雪が積もった・・・・。
視界も開け始め、標高はグングン下がる。
よっし!これなら麓の「ダルチャ」村まで日暮れまでに行けるぞぉ♪良かったよかったぁぁ~~~♪。
雪・・・アンデスの真冬では雪にはあわなかった。
今まで山越えでチラチラ雪には数回あったが、この短期間に2回も雪に脅かされた・・・・。
でも、もうこれで高山地帯は抜けた。この先もう1回標高4500峠越えがあるが、高山地帯の南側。平地よりなので雪の確率はガクン!と減る。
チベット文化圏に憧れ?があり、やってきたラダック。
しかし、トレッキング道での大アクシデントに大雪に最後の峠越えまで雪・・・無事に抜けれただけでも最高に良かった・・・。
抜けてきた高山へと、北東へと雲が流れ、高山で雲が引っかかって一気に冷え込んで雪になるんだな・・・。
深い谷間へと標高がグングン下がってくと、眼下に川の合流地点。
あそこだぁぁぁ・・・ダルチャ村だぁぁぁ・・・・・着いたぞぉぉぉぉ・・・・。
っと下っていくと、1ヶ月前に通ったトレッキング道との分かれ道に到着。
トレッキング道へと伸びる道の先は・・・真っ白・・・向こうも高山地帯だし・・・・トレッキング道から先に入っておいて正解だったなぁ・・・・。
下って下ってダルチャ村に到着。空を覆っていた厚い雲の隙間から青空も出ててきた。

・・・・食堂の兄さん私のこと覚えてるかなぁぁ・・・・。
っと、食堂へ到着するやいなや、笑顔で登場の兄さん♪覚えててくれた♬。
いやぁぁ~~大変でしたよ♬でも兄さんの情報は正しかったっす!自転車落としてねぇぇ・・・ベラベラベラベラ・・・・。
話が止まらなくなってしまった。私を覚えててくれ、話を聞いてくれる人がいるのが嬉しいのです。
とりあえず暗くなる前に、以前と同じ空き地でテント。
まだまだ食料たんもし持ってるけど、飯は食堂でぇ~~~♬。
兄さんマトンカレーくださいなぁ♪。
かなりの安堵感。電気も常時通ってる。やっとこココまで戻ってこれたぁぁ・・・・。
気さくな兄さんとお話。
兄さん曰く、今年は冬が早いと。この時期に雪は珍しいと。
やっぱそうですよねぇぇ・・・雪コンコンでしたよぉぉぉ・・・・。
もうスグこの食堂も冬閉まいみたい。11月になればトラックも通らなくなるみたい。
盛り盛りもりもり!マトンカレー食って、あぁ~♪良かった♬。
明日は午前中に町へ着けるので半日休憩しよ。
もう雪の心配はない。でも、もう少しチベット文化圏の山岳地帯が続くっす。
しかし・・・しかし無事に高山地帯を抜けれて・・・最後の雪を抜けれて・・・・良かった!寝るぅ!!。

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