もう一昨日からドンキー号を押しっぱなし。押して進めればまだ良い方だ。
押して進めないパートは、ドンキー号20kg+食料5kg+ハンドルバッグ3kg⇒引き返す⇒荷物4つ20kg、の3倍歩きになると、高所なので息が続かないが力を入れないと運べないので息ぜぇ~ぜぇ~・・・足も踏ん張りっぱなし・・・・もうやってられない。でも、そんな3倍道ばっか・・・・。
どうもツイてない。この山間に入ってから道を間違えまくってる・・・・昨日は崖で危なかったし・・・。
対岸に渡る橋は見当たらない・・・・ちきしょ・・・・タダの苦行になってきたぁぁぁ・・・・。
もうヘトヘトながらも前進しないと・・・・村を越える上りぃぃ・・・・。
歩いて・・・2足歩行ロボット・アシモ君のように、一歩一歩が・・・・半歩半歩に・・・・。
ドンキー号を無事に橋の対岸まで・・・また戻って荷物を持って下って・・・・もう1時近く・・・・お弁当にしよ・・・っと、岩陰でお弁当。
はぁぁ・・・・道はドンドン険しくなってきてる・・・・この先に村あるのかな・・・・・こんな険しい場所じゃ野宿も出来ないぞ・・・・・ぶつぶつぶつ・・・・。
はぁぁ・・・・道はドンドン険しくなってきてる・・・・この先に村あるのかな・・・・・こんな険しい場所じゃ野宿も出来ないぞ・・・・・ぶつぶつぶつ・・・・。
っと・・・・「ガチャ・・・・・」。
一瞬何かの音に気づいた・・・・・ドンキー号に振り返れば倒れかけてる・・・・2m程の橋の対岸に置いていた。
あぁあぁぁぁ・・・っと叫び走り寄る。
そのまま倒れていくドンキー号。低い塀に倒れ・・・・・乗り越え・・・・・ドンキー号のお尻が見える・・・・。
うゥあああああああああああああ!!!。っと叫び、寄った頃にはもう橋塀の外の崖。
ごおおあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!。
っと、崖を滑って10m程下の川に転落。ドンキー号に振り向いてから2~3秒の出来事。
もう頭真っ白。川はスネまでの深さで幅は狭く流れはソコソコ。
ハンドルバックは取り付けっぱんし。貴重品が流れてくる・・・・あァァァァああァァァああ・・・・。
流れてくる貴重品を無意識に拾いながらドンキー号へ駆け寄る。
無残な姿のドンキー号を抱えて陸に上げて・・・・流れるパスポートを見つけダッシュで拾い・・・・・・・・。
あァァァああぁぁぁぁ・・・・・ドンキー号ぉぉぉぉ・・・・ああぁぁァあァァァ・・・・ごめんよぉぉぉぉぉ・・・・。
不安定なセンタースタンドで立てていた。突風が吹き付け倒れた。ハンドルバッグの重みで頭から落ちていった・・・・。
ぁァァァ・・・・どうしよぉぉぉぉぉ・・・・ごめぇぇぇぇぇん・・・・わァァァァあ・・・・。
っと泣き叫ぶが誰もいない谷底。泣いても喚いてもしょうがない。っと、ドンキー号の点検を開始。
もうブッ壊れたかァァ・・・・っと、恐る恐る点検すると・・・・後ろの荷台がべっこり曲がってる・・・・・タイヤに曲がった荷台が食い込んで、タイヤが回らなくなってる・・・・。荷台を外して・・・タイヤも曲がってるゥゥゥ・・・・。
もうどうにもならないと絶望感だけ・・・・何も考えられずに助けを求めるため来た崖を戻り村へと引きかえした・・・・1時間・・・・。
濡れたお金・パスポートを拡げて乾かして・・・・小銭と電化製品少々流れてしまった・・・・でも致命的貴重品は無くなってない・・・・マズはよかった・・・・。
・・・・どうすれば・・・・ドンキー号の点検・・・大破してしまったか。
フレームは曲がってないか・・・前輪は大丈夫か・・・変速機は・・・・っと、一通り確かめるが、本体に大きな損傷は見当たらない。荷台とタイヤが完璧に曲がってるのみ。多分、後ろの荷台から落ちて、荷台がクッション代わりになったのかも。なので他は大事なく済んだのかも・・・・。
これなら・・・・なんとかなるかも・・・ドンキー号が壊れたらこの旅は終わってしまう・・・・なんとか直さないとぉぉ・・・・。
っと、まずは曲がったタイヤを真っ直ぐに・・・・慎重な作業・・・・何度も細かくネジを回していると、おばちゃんがお茶を持ってきてくれた・・・・うゥゥ・・・ありがとうぉぉぉ・・・。
内側にぐにゃっと曲がってる・・・内側を外側へと広げたいのだが、叩くスペースがない。
頑丈で柔軟な「クロモリブリテン」素材。なので、折れなかったし割れなかったのかも。でも曲げるには相当な力が必要だ。
ガンガンガンガン!!・・・・少し曲がった・・・・ガンガンがんがん!・・・・よし・・・頑張れば曲がるぞ・・・。
そのまま夕暮れ間近まで叩き続けると、タイヤには当たらないまで元に戻ってくれた。しかし、本体を荷台を繋ぐネジ穴がズレて合わない・・・・ネジ穴も曲がってる・・・・っが、とりあえず数本のネジで本体と繋ぎ合わせタイヤは回るようになった。
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