2015/09/16 India, Yal北6km⇒Yal北12km(走行距離時間 6k ?:??) “<(T◇T)> ドンキー号ぉぉぉぉお!!”

一大事です・・・ドンキー号がぁぁぁぁ・・・・奈落の底へぇぇぇぇ・・・・落ちちゃったぁぁ・・・
おしおし起床して、出発。
もう一昨日からドンキー号を押しっぱなし。押して進めればまだ良い方だ。
押して進めないパートは、ドンキー号20kg+食料5kg+ハンドルバッグ3kg⇒引き返す⇒荷物420kg、の3倍歩きになると、高所なので息が続かないが力を入れないと運べないので息ぜぇ~ぜぇ~・・・足も踏ん張りっぱなし・・・・もうやってられない。でも、そんな3倍道ばっか・・・・。
今日も朝から3倍。ぐぐゥ!っと伸びる上りに、に荷物を外して・・・。
中ぶり鋭利ば岩がごろごろ・・・・荷物を外して越えて・・・。
はるか下に対岸へと続く吊り橋が見える・・・。しかし、道はこちら側で良いと確認済みなのでそのまま前進。
ヒドぃ上り下りに3倍歩きのまっま少しづつ少ぉぉぉ~~しづつ前進・・・・。
もう昼になる頃には、もうヘトヘト・・・・対岸を見るとアップダウンのない真っ直ぐトレッキング道が見える・・・・・おい・・・・あれ・・・・まさかな・・・・。
っと、こちら側にも村が見えてきた・・・・
と、対岸の道・・・道ぃ!!道になってる!!!車が通れるほどの幅!!。皆さんテクテクあちら側を歩いているじゃないの。
おいぃぃ・・・おいぃぃぃ・・・・オッチャンに確認したら、こちら側で良いって言ってたぞぉぉぉぉ・・・・。
どうもツイてない。この山間に入ってから道を間違えまくってる・・・・昨日は崖で危なかったし・・・。
対岸に渡る橋は見当たらない・・・・ちきしょ・・・・タダの苦行になってきたぁぁぁ・・・・。
もうヘトヘトながらも前進しないと・・・・村を越える上りぃぃ・・・・。
っと、登ると・・・・スンゲー渓谷に落ちてます!!ガガガガぁぁぁぁ!っと落ちて、目の前にガガガガぁぁ!!っと登るように獣道が続いてる・・・・。
はは・・・・もう・・・・これ越える体力あるのか・・・・。とりあえず下の橋まで3倍歩き・・・そこで飯にしよ・・・。
歩いて・・・2足歩行ロボット・アシモ君のように、一歩一歩が・・・・半歩半歩に・・・・。
ドンキー号を無事に橋の対岸まで・・・また戻って荷物を持って下って・・・・もう1時近く・・・・お弁当にしよ・・・っと、岩陰でお弁当。

はぁぁ・・・・道はドンドン険しくなってきてる・・・・この先に村あるのかな・・・・・こんな険しい場所じゃ野宿も出来ないぞ・・・・・ぶつぶつぶつ・・・・。
っと・・・・「ガチャ・・・・・」。
一瞬何かの音に気づいた・・・・・ドンキー号に振り返れば倒れかけてる・・・・2m程の橋の対岸に置いていた。
あぁあぁぁぁ・・・っと叫び走り寄る。
そのまま倒れていくドンキー号。低い塀に倒れ・・・・・乗り越え・・・・・ドンキー号のお尻が見える・・・・。
うゥあああああああああああああ!!!。っと叫び、寄った頃にはもう橋塀の外の崖。
ごおおあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
っと、崖を滑って10m程下の川に転落。ドンキー号に振り向いてから2~3秒の出来事。
ゥゥゥあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!。っと、崖を走り下って・・・・。
もう頭真っ白。川はスネまでの深さで幅は狭く流れはソコソコ。
ハンドルバックは取り付けっぱんし。貴重品が流れてくる・・・・あァァァァああァァァああ・・・・。
流れてくる貴重品を無意識に拾いながらドンキー号へ駆け寄る。
無残な姿のドンキー号を抱えて陸に上げて・・・・流れるパスポートを見つけダッシュで拾い・・・・・・・・。
あァァァああぁぁぁぁ・・・・・ドンキー号ぉぉぉぉ・・・・ああぁぁァあァァァ・・・・ごめんよぉぉぉぉぉ・・・・。
不安定なセンタースタンドで立てていた。突風が吹き付け倒れた。ハンドルバッグの重みで頭から落ちていった・・・・。
ぁァァァ・・・・どうしよぉぉぉぉぉ・・・・ごめぇぇぇぇぇん・・・・わァァァァあ・・・・。
っと泣き叫ぶが誰もいない谷底。泣いても喚いてもしょうがない。っと、ドンキー号の点検を開始。
もうブッ壊れたかァァ・・・・っと、恐る恐る点検すると・・・・後ろの荷台がべっこり曲がってる・・・・・タイヤに曲がった荷台が食い込んで、タイヤが回らなくなってる・・・・。荷台を外して・・・タイヤも曲がってるゥゥゥ・・・・。
もうどうにもならないと絶望感だけ・・・・何も考えられずに助けを求めるため来た崖を戻り村へと引きかえした・・・・1時間・・・・。
村の民家に助けを求めるが、おばちゃんだけ。英語喋れない・・・・馬で道路まで運んで欲しいと願い出るが・・・・伝わったか伝わってないか・・・・。
濡れたお金・パスポートを拡げて乾かして・・・・小銭と電化製品少々流れてしまった・・・・でも致命的貴重品は無くなってない・・・・マズはよかった・・・・。
とりあえず今日はココでキャンプさせてもらう事にした。でもまだ3時・・・・馬も人も誰も通らない道。
・・・・どうすれば・・・・ドンキー号の点検・・・大破してしまったか。
フレームは曲がってないか・・・前輪は大丈夫か・・・変速機は・・・・っと、一通り確かめるが、本体に大きな損傷は見当たらない。荷台とタイヤが完璧に曲がってるのみ。多分、後ろの荷台から落ちて、荷台がクッション代わりになったのかも。なので他は大事なく済んだのかも・・・・。
これなら・・・・なんとかなるかも・・・ドンキー号が壊れたらこの旅は終わってしまう・・・・なんとか直さないとぉぉ・・・・。
っと、まずは曲がったタイヤを真っ直ぐに・・・・慎重な作業・・・・何度も細かくネジを回していると、おばちゃんがお茶を持ってきてくれた・・・・うゥゥ・・・ありがとうぉぉぉ・・・。
そのまま・・・完璧ではないが、ホボタイヤのホイールは真っ直ぐになった。
よし・・・・次は荷台だ・・・しかし・・・・こりゃ・・・どうやって・・・・。
内側にぐにゃっと曲がってる・・・内側を外側へと広げたいのだが、叩くスペースがない。
叩く物もないので、手頃な石を見つけて、狭い空間でガンガン!!ガンガン!!叩いて叩いて!!曲がってくれぇぇぇぇ!なんとかタイヤに当たらないまで曲がってぇぇぇぇ!!!
頑丈で柔軟な「クロモリブリテン」素材。なので、折れなかったし割れなかったのかも。でも曲げるには相当な力が必要だ。
ガンガンガンガン!!・・・・少し曲がった・・・・ガンガンがんがん!・・・・よし・・・頑張れば曲がるぞ・・・。
そのまま夕暮れ間近まで叩き続けると、タイヤには当たらないまで元に戻ってくれた。しかし、本体を荷台を繋ぐネジ穴がズレて合わない・・・・ネジ穴も曲がってる・・・・っが、とりあえず数本のネジで本体と繋ぎ合わせタイヤは回るようになった。
もう日が暮れそうなので、テントを立て飯。そのまま消灯っす・・・・。
どうしよ・・・一体・・・そうすればいいのか・・・・ドンキー号はチャント走るのか・・・・不安だけ・・・・。


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