疲れを越えて、深い谷間を西へと行くどー!! |
外で異音がする・・・起床・・・。何かと思えば、後ろの大きな岩山が、常に細かく崖崩れしてる・・・。離れているから安全だけど・・・。深い山間で朝食を済まし出発!!・・・しかし、昨日散々ドンキー号を抱えて川を渡り、押しながら歩いた疲れは抜けてない・・・。
標高????m・気温23度・快晴です!!
・・・いきなりドンキー号ではペダリング不可能なデっコボコ岩上り道・・・・朝からドンキー号を押しながら上り、そして川登場・・・。
「・・・おいィ~( ̄ω ̄;)・・・既に疲労感たっぷりですよォ~ヽ(゜Q。)ノ・・・。今日はどこまで行けるのやら・・・。」
食料が今夜・明日朝飯分のみなので、商店のある“バシッド”町に着きたい所だが、100キロ程ある上に、この道じゃァ~難しそう・・・・。はァ~はァ~言いながら丘の天辺。ロバに乗ったおじちゃんと記念撮影♪・・・ここはロバがいいわね・・・。
「δ(⌒~⌒ι)ふい~・・・やっとこドンキー号で走れるようになってきたァ・・・。」
・・・・っと、思うと岩まみれ上り轍・・・さらに轍は川になっている・・・。
「(~∇、~;)はっはは・・・なんなのよ・・・。歩いてばっかじゃないの・・・・。」
出発から3時間でまだ18キロしか走って・・・いや歩いてない・・・・。
今日は“バシッド”町には着けません!!無理っす!!
今日は“バシッド”町には着けません!!無理っす!!
あれ??さっきのロバのおじちゃんがいる・・・私が先に出発して、途中抜かれてないのに何故か先にいる・・・。ロバ最高っす・・・でもうちの“ドンキー号”も最高だァい!!
ギアを一番軽くして、重心を落として・エッホエッホ・・・・傾斜がすごくなると、息を整え一気に上る!!おおお!!昨日散々押して上っていた傾斜も今日はコイで行ける!!
長いながァ~い上りの天辺まで、ユックリ上りきれたァ!!・・・でも、疲れ全開になってきたァ・・・。
そのまま、調子よく下りに入ると・・・・
「・・・ (’▽‘;;)ふっ・・・ふふふふゥ♪・・・・・目の前の山?崖に天辺へ伸びる道が見えますなァ・・・。(; ̄Д ̄)あれ、上るんすかァ・・・。」
向かいの立派な山?崖との間には大きな川が流れているので、一度川まで下るしかなさそう・・・。デっコボコ岩道をブレーキ全開でユックリ下る・・・。標高も3000mを下回ってきて、暑くなってきた・・・・。下りきり轍を走り続けると、轍は目の前の山?崖でなく、川の上流へと伸びている・・・しかも、コグのが不可能な岩道・・・。
ドンキー号を押して歩いて川の上流へと30分・・・やっとこ橋が見えてきたァ・・・。
・・・人がいるが、会釈で精一杯になってきたァ・・・。やっとこ川の反対側に渡り、また大河に繋がる下流へと走って行きます・・・・。そして、この先には先程見えた上りがあるはずゥゥう・・・・。今日もスンゴイ道だァ・・・。たまらず日陰で休憩・・・。
・・・覚悟を決めて、登り口へ向かうと・・・??・・・おお!!道がもう一つある!川沿いにデっコボコ岩道だが上りでない道がある!!・・・あァ~・・・よがっだァァあ・・・。
ヒドイ道だが、押しながら上る道よりマシ。・・・ゆっくりゆっくり・・・。もうコグだけで息が切れるようになってきたァ・・・。まだ4時ですが限界寸前・・・・
「(~Q~;)ぜェ~ぜェ~・・・どっかにキレイな川があればいいのだがァ・・・Σ(゚д゚lll)!!ゥォォおお!!村ぁぁあ!!発けェェェ~ん♪」
疲労困憊・・・お邪魔しますゥ・・。 |
そのまま、家に入りチャイをいただいているとお父さんが登場。
「(ヘ。ヘ)今日は家に泊まっていきなさい!!“バシッド”町は明日だ!!」
・・・もう、今日はそうしよう・・・疲れすぎだァ・・・。お言葉に甘え、チャイやパンをいただきましたァ♪。・・・・ゆっくりさせてもらいながら、お話♪。
招待してくれた“アリ~ジャ”は12歳。先生もいないのに英語が達者です!!おりこう!!
家には電気も通っています。“アリージャ”が「オリンピア!!ジュードー!!!」っと、私を居間に連れていくと・・・
「おおお!! w(°o°)w テレビい!!!そうかオリンピックなのかぁ・・・忘れてたあ・・・。しかし、こんな悪路の道なのに電気がしっかり通っているんだなあ( ̄0 ̄)・・・。」
村の天辺へと着いて行くと、小屋の中へ通してくれた。そこには、水力発電機があります。なるへそ、万年水が流れるこの急流を利用しているわけですなあ~。これはで電気がしっかり通っているのですなあ。さらに、小麦を引く臼も水力。良くできてます。
今度は大きな川へと下っていくと、自慢の畑と、アプリコットの木を見せてくれましたあ。甘ぁ~いアプリコットがここでは沢山取れるみたいです♪
家に戻ろうとすると、後ろからカップルサイクラー登場!!おおおお!!なんとまぁ!!。
そういえば、自転車の轍をチラホラ見かけていた・・・。昨日の途中から轍を見失ったので、気にはなっていたが・・・。そうですか、アナタ達したかぁ♪スイス人サイクラー“トーマス・ペドラご夫妻”です。私と同じくキルギスからやってきたのだが、彼らは初めからこの道を予定に入れていたらしいっす・・・。もの好きはいるもんですなぁ♪
三人であれはキツイかった、これはすんごかったなどとお話・・・・。夕飯もいただき、ベッドまで用意してくれました♪。
しかも、素敵なお庭にあるベッド♪木々に囲まれてなんとまぁ素敵なんざんしょ♪この辺は夏期は滅多に雨は降らないみたいです。完璧に野外での睡眠♪心地よい風とキレイな星空を見ながら消灯です。
これで、明日はたくさん走れそうです♪
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