2012/08/03  タジキスタン・バグゥ-ルシャン北西45キロ “パミールの冒険エンド O(≧▽≦)O”

”パミール”終盤です♪

昨夜、四方八方から吹く突風に何度か起こされたが・・・何時間寝たのかな・・・12時間は寝ていた様子。・・・んん。少しは回復したかなァ??
朝はいつも穏やか。・・・風のない川沿いでゆっくり準備していると、団体サイクラーが向かいら登場!ロシア人御一行様です。
・・・この道を行くのか?っと尋ねると、4年前にも来たらしく、今回は逆から攻めると・・・。すごいね・・・この辛さを知っててまた来るのかァ・・・。


ロシア人御一行様の健闘を祈り出発。標高2100m・気温22度・いつもの快晴です。
この“パミール”周辺は、夏期は雨がほとんど降らないみたいです。それでも、山から流れてくる雪解け水・湧水があるので、どこの村も豊かな緑があるわけですなあ。

・・・走り始めると疲れはマシにはなっているが、力が入らない状態っす。

「・・・( ̄◇ ̄;)まずはメイン道“ルシャン”町が20キロ程だァ・・・。そこまでゆっくり行きますかァ。」

道がアスファルトに変わったり、砂利道に変わったりとかなりマシにはなってきた♪。
山間も大きく広がり、緑が広ってきましたァ♪。

(>ε<)ほっほぉ~♪アスファルトぉ~♪景色を眺めながら走れるゥ~う♪最高ゥ~♪」

気持ちが良いっす♪ペダルは足の重さでしかコゲないが、アスファルトになったので、気持ちに余裕が出てきたァ♪もう、村続きで家が多くなってきましたァ。
ちびっ子にも元気に挨拶!!
ちびっ子が自転車でやってきた!“シャコシャコシャコ!!”っと、元気にコイで着いてきますな!!よしよし!お兄さんは疲れたので休みます!!ちびっ子も止まった。

止まった途端に、サドルが“ガチャーン!!”っと外れる・・・。「(_・、)空気入れが壊れちゃったんだァ・・・兄ちゃん貸して・・・。」っと、壊れた空気入れを見せてくるが、私のと違うタイプのチューブなので使用不可。チェーンもスンゴイ音してるなァ・・・。

(O)空気入れはお父さんにお願いして買ってもらいな。サドルはネジ買いなさい・・・ネ~ジィ~、ワ~カ~リ~マァ~スカァ~??( ̄▽ ̄;)・・・チェーンがカピカピですがな・・・油刺しましょうね・・・。」

私の油を刺して、ちびっ子のご機嫌が良くなりました。よかったのぉ~♪その後も“シャカシャカシャカ!”音をさせながら着いてきますが、お兄さんは“ルシャン”町へ行くのです!!そのままじゃ~ね~♪っとお別れ。

ダンダン町っぽくなってきた。
おお!!ソフトクリーム機!!たまらん!!おひとつ頂戴なァ~♪
ソフトクリームを食べながら場所を聞いてると、ここが既に“ルシャン”町らしい。
ほェェェええ・・・やっとこ“パミール”抜けたァァ~・・・。すんごかったぞぉぉお・・・。
ここ“ルシャン”町は、銃撃戦のあった“ホーローグ”町からアフガニスタンとの国境になっている川沿い北60キロの場所。今後はこの川沿いを北へ走ります。
これで、問題の“ホーローグ”町を抜けれた理由です!よかったよかった♪。

まずは食堂に入りゆっくり。まだ10時半でした。食堂のお兄さんは「シシケバブしかないですよ。」っと。
かまわんかまわん!!肉おくれ!!ずっと肉なしだったからなァ~。朝から牛の串焼きをガッツいて、ひと段落。

δ(⌒~⌒ι)ほいぃ~・・・。さって、まだ首都“ドゥシャンベ”までは長いぞぉ・・・。距離がよくわからんが5~6日はかかりそうだなァ・・・。( ̄‥ ̄;)もう、急ぐ理由もないし野宿セットでも買って、何処でも野宿できるようにしとこ♪」

バザール(市場)へ行きお買い物♪
おほぉ~♪なんでもあるゥ~♪ファンタァ~♪肉ゥ~♪ぱん~♪トマトソ~ス~♪
・・・たいした物では無いが、ここまでの商店品揃えの乏しさから、買わなくても良いのに3日分も食料を買ってしまったァ・・・。この先商店には困らない予定ですが・・・。

シシケバブ・お買い物で準備万端!!ゆっくり行こぉぉ~っと♪

出発です!!ほぼ荒いアスファルト続きで気分は楽ちん楽チン♪お肉も効いて快調かいちょう ♪
通る皆さんに「アッサラ~ム・アライクム!!(こんちくわ!!)」っとご挨拶しながら、ゆっくりゆっくり・・・でも、時速10キロ以上常に出ているので、なんともいい感じ!!

午後になり、強い向かい風と暑さがやってきたが、無理に逆らわず、足の重みでペダルをコギます。川沿いをゆっくりゆっくり・・・・。
この川沿いの対岸は“アフガニスタン”です。なんとも近いなァ・・・。
対岸は電線も見当たらない・・・。家の作りも、昔ながらの土レンガの様な家ばかりっす。山と家々が一体化してるなぁ。・・・もちろん道は抹茶色。・・・へェ~・・・平和に見えるがなァ~・・。

そのまま、川沿いをジリジリ北上してきます。“ルシャン”を出てから、交通量が増えたなァ・・・トラックもバシバシ走ってるし・・・。
今日は風も涼しく、気温は35度。昨日よりマシっす。村に入ると、皆さんとご挨拶しながら、おしゃべりしながら、ゆっくり進みます。・・・・と、ある家から、“おーい!!”っと、お茶に誘っていただきました。

「今日は疲れもあるし、急ぐ理由もないし、お茶を頂いていきますかいなァ♪ヾ(>▽<)ゞお邪魔しまァ~っす♪」

ご家族のお父さんに、丁寧に迎えられ、いつものお茶・パンそしてスープまでいただきました♪ご馳走さまです♪。穏やかな時間が流れ、お話をしながらゆっくり・・・。
あ~♪急がないっていいねェ♪。

まだ4時なので、もう少し先まで行くことに。お礼を言って出発。
キレイな山水を汲んで、野宿準備は完璧!!・・・ゆっくりゆっくり・・・また深い山間になってきたァ・・・。道も再びデっコボコぉ・・・上って・・・下って・・・・。

緑生い茂る食堂??パーキングエリアらしき場所にでた。トラックが何台か止まっている。・・・もう今日はここでいいかな、キレイな水も流れてるし♪。
野宿場所を探していると、お兄さんが自転車で近づいてきた・・・何??・・・パンクパッチあるかって??・・・向こうにある自転車がパンクしたと??
・・・・いいよ。直そうよ。
お兄さんについていくと、パンクしたチューブ発見。

(°o°)今日は自転車屋さんだなァ~・・・。どれ・・・んん?(・◇・;;・・・パンクかぁ??・・チューブが裂けてますがな・・・こいつは長いこと使い込んだチューブですなァ・・。新しいのと交換しないとダメなんじゃないのぉ・・・。まっ、挑戦してみますかァ。」

裂けてる部分にパンクパッチ・もう一箇所パンクパッチ・・・。空気を入れるが、ちゃんと塞がってませんでしたァ・・・。ありゃりゃ・・・もう一回やるか・・・。
お兄さんは「(°∇°;)ジャパーン、ノーノー。パミール!イエース!!。」っと、接着剤とタイヤの切れっ端を持ち出した・・・。それ貼るの??・・・瞬間接着剤だよなァ・・・タイヤの切れっパシで大丈夫っすか??・・・。
兄さんは接着剤塗り塗り・・・切れッパシをピタっ!!っと貼る・・・。
(>▽<)bオーケーオーケー!!パミール!!オーケー!!」
・・・・空気を入れて・・・おお・・・漏れてない・・・。しかし、大丈夫なのかァ・・・。
何はともあれ直ってよかったね。お役にたてませんでェ・・・何??・・・家にこい・・・お茶飲んでけってか・・・・。
ここで野宿しようかと思ったが・・・お兄さんに着いて行ってみる事に。
ここから数キロ先の村が住まいのようです。・・・お兄さんの自転車はブレーキも無い・・・パンクだらけのチューブ・・・。物を大事にしないとなァ・・・と感じながら、いつの間にかお兄さんが遠く後ろの方にいる・・・。パンクしたな・・・。
横にあった民家で待っていると、案の定パンクしてました。・・・・さいど、瞬間接着剤でピタっ!っと・・・。「(>▽<)bオーケーオーケー!!」。ユカイな兄さんっすな♪。

しかし、トラックの異常に数がかなり多いなァ・・・。聞いてみると、“ホーローグ”への食料だとか。たぶん、“ホーローグ銃撃戦”で止まっていた輸送物が、一気に運ばれているんだろう。

兄さんの町まで、まだ数キロあるみたいなので、兄さんに別れを告げてこの民家のお庭で今日は野宿。
あ~、ゆっくり行くとオモシロイ事がイッパイあるなァ~♪長く険しかった“パミール”は抜けたみたいだし、当分はゆっくりはしろぉ~っと♪


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